米国株式市場:資金を避難する良い場所が無い、とにかく売りだ

約3週間前、不安定な株式市場への対策として、公益株へ投資することを勧める記事がインベスター・プレースに掲載されました。


上半分は公益株のETF、下半分は米国株式市場のバロメーターとして知られるS&P500指数の日足チャートです。

見ての通り、S&P500指数は9月が天井となって下げが始まっています。矢印の方向で分かるように、公益株のETFはマーケットに逆らうように上昇となり、ハイテク株やバイオテクノロジー株を売った資金の一部が、公益株に避難しているといった様相でした。しかし、先週の月曜から公益株のETFも崩れ始め、悪化が続くS&P500指数を追う形になってしまいました。公益株のETFだけを見てみましょう。


Aで分かるように、公益株のETFに先週起きたことは2017年11月の高値突破に失敗です。もし突破なら上場来高値更新になったのですが、市場全体の雰囲気があまりにも悪すぎ、積極的な買い手は現れませんでした。

インベスター・プレースは、公益株へ資金を避難させることを勧めていますが、「米国株式市場はベアマーケットに入った」、「景気後退期がやって来る」などという見方が次々と発表されたのでは株を買う気にはなれません。

「市場が不安な時は生活必需品銘柄に資金を移動せよ」ということがよく言われますが、この方法も今日のマーケットでは上手く行っていません。


上半分は生活必需品銘柄に投資しているETF、下半分はS&P500指数です。天井が形成された時期に違いがあるだけで、生活必需品銘柄に投資しているETFもS&P500指数を追って下げが始まっています。

マーケット全体の雰囲気、投資心理の悪化が続く今日のマーケットでは、安心して資金を避難させることができる株はありません。言い換えれば、現時点で安全な避難場所は現金ポジションです。

追伸:最近は金と国債が避難場所に選ばれています。

(情報源:4 Utility Stocks to Protect Against the Market Fallout

コメント

アオ健 さんの投稿…
12月26日の日経先物は、アダムとイブが形成されてますね。
いったん底打ちかな?