儲かるトレード方法はどちら?

ニューヨークの株式市場は午前9時半に始まり、午後4時に終わりますが、ここで質問です。
儲かるのはどちらでしょうか?
1.マーケット開始と同時にS&P500指数のETFを買い、マーケット終了時刻に全てを売却する。オーバーナイトのポジションは持たない。
2.マーケットの終了時間にS&P500指数のETFを買い、翌日のマーケット開始時にポジションを処分する。
下が、1993年から現在までの結果です。(データ:Bespokeインベストメント)



赤い線は1のトレード方法、そして緑の線が2のトレード方法を示します。見てのとおり、圧倒的な違いが出ています。マーケットの開始時に買い、マーケットの終了時に売却した場合、言い換えると寄付きで買って大引けで売った場合の利益はマイナス5.2%です。しかし、大引けでS&P500のETFを買い、翌日の寄付きで売却した場合の利益は+568%です。

このデータを見て、直ぐに頭に浮かんで来たのはこの言葉です。
果報は寝て待て
当然のことですが、大引けで買った場合は、株を一晩保有することになります。どんなに良いニュース、悪いニュースが出ても、マーケットは閉まっていますから翌日まで何もすることができません。
ニュースや日中の株価の動きを気にする必要はありません。結果的に言えることは、私たち投資家は、じっとしていた方が良い利益を上げることができます。-- ポール・ヒッキー(Bespokeインベストメント)
日中取引をするより、オーバーナイトでポジションを持った方がなぜ儲かるのでしょうか?ハッキリとした原因は分からないようですが、ラファイエット大学のマイケル・ケリー教授はこう述べています。
一つ考えられることは、状況をコントロールできるという錯覚ではないでしょうか。日中の取引がある時間帯なら、私たちは発表されたニュースや情報を直ぐに分析して、分析結果に基づいた売買をすることができます。言い換えると、私たちは、適切な分析と売買をしていると思っているのです。更に、マーケットの終了時にポジションを処分してしまうことで、オーバーナイトの危険性から資金を守ることができたと感じることもできるのです。
今度は、こんな言葉が頭に浮かんで来ました。
下手の考え休むに似たり
Bespokeインベストメントのヒッキー氏は、「もしあなたが、デイトレードをしてみようかなと思っているのなら考え直すべきだ」と語っています。私はそこまで言うつもりは全くありませんが、これは守った方が良いと思います。
興奮して寄付き早々に買わないこと
私たちは、ニュースレターや知人から魅力的な銘柄情報を得ると、さも既に儲かったような気分になって寄付き早々に成り行きで買ってしまいます。もちろん、そのようなことをする人は多数いますから、寄付きの株価は割高になってしまうので要注意です。


(情報源:スティーブ・バーンズ氏のツイート

The Stock Market Works by Day, but It Loves the Night

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