火曜に迫った米国の中間選挙、気になる株式市場の行方


上は、S&P500指数の日足チャートです。円で囲いましたが、一段低い高値と安値が形成され、下げ基調が顕著になっています。長期トレンドを把握するために、多くの投資家が参考にしている200日移動平均線を入れてみましょう。



こんな状況ですから、200日移動平均線がレジスタンスになった、と判断した人が多いことでしょう。更に、移動平均線の上昇は終わり、下向きになっているのも心配材料です。言うまでもなく、買い手の士気が回復するためには、S&P500指数は200日移動平均線を再突破する必要があります。

VWAP(出来高加重平均)を参考にしているトレーダーたちは、こんなことを指摘しています。下は、S&P500のETF、SPDR S&P 500  (SPY)の日足チャートです。


赤い線は200日移動平均線、そして青い線は、10月の高値となった10月3日から引いたVWAPです。両方の線は、ほぼ同位置を走り、二重の壁になっている様子を見ることができます。

下は、重要な安値となった日から引いたVWAPです。


見てのとおり、現在のETF価格は全てのVWAPより下です。VWAPはレジスタンスになる性質がありますから、買い手には多くの戦いが待ち受けています。

米国の中間選挙が、いよいよ6日(火曜)に迫りました。選挙結果が市場にどのような影響を与えるかが気にまりますが、こんなことが一般的に言われています。

  • 大統領の属する共和党議員数が下院の半数を割ってしまう。または、下院と上院の両方で共和党議員数が半数を割ってしまう場合:大統領の計画していたことの実現が難しくなり、議会は行き詰まり状態に戻る。国債には好材料、株には悪材料。
  • 共和党が両議会で過半数を維持する場合:大統領は計画していたこと、例えば、更なる減税を推し進めることになるだろう。株式市場には好材料、国債には悪材料。
10月のマーケットは数日前に終わり、S&P500指数はマイナス6.9%という冴えない結果でした。Stock Traders Almanacによると、1951年以来、S&P500指数の10月の成績がマイナスとなったことは27回ありました。下の表には、10月が安かった場合の11月と12月のS&P500指数の成績が示されています。(データ:Stock Traders Almanac)


四角で囲った部分を見てください。10月が冴えなかった場合、11月のS&P500指数は平均で1.2%の上昇、そして11月が高くなった確率は70.4%です。そして、10月がパッとしなかった場合、12月のS&P500は平均で2.3%の上昇となり、高くなった確率は85.2%です。もちろん、一般的に年末のマーケットは強くなる傾向がありますから、買い手たちは今回も同様な展開となることを期待しています。

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