米国経済、ドル、消費者信頼感は揃ってピーク??

下のチャートは、景気の波(景気循環)を示したものです。


注目して欲しいのは赤で囲った部分です。景気のピークでは、消費者信頼感も最高に達します。



上のチャートは、ジェーソン・ゲファート氏(センチメントレーダー)のブログに掲載されていたものです。米ドル指数とミシガン大消費者信頼感指数が比較されています。完全な一致ではありませんが、両者のピークはほぼ同時に起きています。現在の位置を見てください。ミシガン大消費者信頼感指数は、Aの時と同様にかなり高いレベルにありますから天井の可能性があり、ドル指数も天井を形成している可能性があります。言い換えると、現在の米国は、景気、ドル、消費者信頼感の3つに天井の兆候が見えます。

こんな状況ですが、金利先物市場は今年もう2回の金利引き上げを予想しています。

  • 9月26日のFOMCで、25ベーシスポイントの金利引き上げとなる可能性は94.4%。
  • 12月19日のFOMCで、25ベーシスポイントの金利引き上げとなる可能性は83.2%。
繰り返しになりますが、現在の米国経済には天井の気配がある訳ですから、こんな状態で2度も利上げを実施したら景気が間違いなく後退してしまうのではないでしょうか?投資家たちは、こんなことも指摘しています。


上半分は銀行株のETF、下半分は米10年国債利回り指数の週足チャートです。金利の上昇が銀行株に好材料となっていますが、最近の様子を見てください。利回りは5月の高値(A)に挑戦が始まっていますが、銀行株の方は5月の高値にまだ到達していません(B)。この銀行株の遅れは何を意味するのでしょうか?銀行株は迫る景気の後退を示唆しているのかもしれません。

もし現在の米国経済が天井にあり、景気の後退がそろそろ始まるのなら、国債の利回りは更に大きく上昇するのではなく下落に向かいます。下は、米10年国債の週足チャートです。

注目はAとBです。現在、大口投機家たちは記録的な空売りを抱え(A)、それとは反対に、コマーシャルズは膨大な買いポジションを持っています(B)。国債の空売りは利回りが上昇することに賭ける事と同じです。もし、これ以上利回りは上昇しないという見方が出てくれば、大口投機家が一斉に空売りを買い戻す可能性があり、もしそのような事態となれば利回りは大きく下落することになるでしょう。



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