あの時あの株を買っていれば、、、

もし10年前に○○株を1万ドル分買っていれば、今日その額は100万ドルに膨れ上がっている、といったことが株番組で時々取り上げられることがあります。現に、そのとおりになって喜んでいる投資家がいるかもしれませんが、ベン・カールソン氏(ポートフォリオ・マネージャー)は、今日のブログでこんなことを指摘しています。


上の表に示されているのは、米国株式市場が2009年3月に底を打って以来、最も大きく成長した5銘柄です。トップはパトリック・インダストリーズの+39800%、もし1万ドル分買って今日まで保有していれば、あなたの資金は約400万ドルに成長しています。極めて素晴らしい投資成績ですが、この株を今日まで保有し続けることは、ほとんどの人たちには不可能だったことでしょう。


上の表には2009年3月以来、それぞれの銘柄の最大ドローダウンが示されています。(ドローダウン:最大資産から一時的に落ち込んだ下落率、損失額。)どの銘柄も50%を超える強烈なドローダウンを経験しています。多くの投資家は、10%も下げたら全株売ってしまうことでしょう。

カールソン氏は、こう結論しています。
巨大な上昇となったこれらの銘柄には、金融危機で、どれもが破綻すると思われるような、正にタダ同然に等しい株価まで下げていたことだ。もしあなたに、このような行き詰まった企業の株を買って忍耐強く保有する能力があるのなら、それは素晴らしいことだ。しかし、ほとんどの投資家には、このような異常なドローダウンに耐えることは無理だろう。史上最高の株は宝くじに似ている。それを夢見ることは楽しいが、実際にそんな株を長期保有して巨大な富を築くことは極めて難しい。

(参照した記事:The Best Performing Stocks

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