米国株式市場:相関性の話を少し

9月のマーケットが始まります。8月の米国株式市場を振り返ると、S&P500指数は3%の上昇、特に目立ったのは17%の大幅上昇となった家電製品株指数(Consumer Electronics)です。下が、家電製品株指数の日足チャートです。


5日連続の陽線が形成され、史上最高値(終値ベース)で金曜の取引を終えています。この指数は15の銘柄で構成され、米国株式市場で時価総額が最大のアップルも入っています。下は、アップルの日足チャートです。


見てのとおり、家電製品株指数と全く同じ動きです。5日連続で陽線を形成し、新高値(終値ベース)で金曜の取引を終えました。正に、「家電製品株指数の将来を決めるのはアップルだ」といった様相であり、言い換えると、アップルと家電製品株指数には強い相関性があります。

投資のアイディアを得るために、一部の投資家は「相関性」を利用しています。ETFで有名なSPDRsのサイトには、「相関性トラッカー(Correlation Tracker)」というツールがあります。


上は、アップル(1、AAPL)の相関性を調べた例です。2で分かるように、過去10年間(10-Year)の相関性を調べてみました。一定期間の相関性を調べたい場合は、開始日を3に入れ、終了日を4に入れます。5をクリックすると結果が出てきます。


アップルと比較した場合、最も相関性が高いETFはハイテク株のETF(XLK)です。0.728というのは相関性を示す数値になり、0.7以上の数値は強い相関性を表し、0.4から0.7は中程度の相関、0.2から0.4は弱い相関、0.2以下はほとんど相関が無いことを示します。

単純な投資方法は、アップルと強い相関関係にあるハイテク株のETFを買ってみよう、というやり方です。上げ相場が続く限り、この方法は悪くないやり方ですが、注意することはこれです。相関性の高い銘柄だけに集中投資していると、一つの銘柄が下げ始めると他の銘柄もつられて下げてしまうということが起きます。口座に大きな穴を開ける原因となりますから要注意です。

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