韓国の動きを心配する一部の米国投資家たち

AAIIから毎週発表されている、個人投資家たちのセンチメント調査の結果です。
米国株式市場に対する楽観的な意見、強気な見方が回復し、前回の29.1%から36.4%に上昇した。しかし、この数値は歴史的平均値である38.5%を下回っている。
下は、先週のS&P500指数の動きです。(チャート:Dash of Insight)


月曜、火曜は上昇、しかし水、木、金は下げとなり、特にトルコの混乱が大々的に報道された金曜は0.71%の下落となりました。

S&P500指数を週足チャートで見るとこうなります。


レジスタンスの突破に難航している様子を見ることができます。1月の高値(1)、そしてチャネルの上辺(2)に上伸を阻まれ、先週のローソク足には失速を示す上ヒゲが形成されています。人気指標ストキャスティクスもデッドクロス(3)していますから、下げを期待する人たちが多いことでしょう。

AAIIが指摘しているように、個人投資家たちの投資心理は好転しましたが、強気論者の数は相変わらず歴史的平均値未満です。過去を振り返ると、マーケットの天井では皆が超強気の有頂天になる傾向がありますから、現在の状況は、それからは程遠い状態です。

投資心理のサイクル:


1、楽観、2、興奮、3、スリル、4、陶酔、5、最高の買いチャンスだ!(天井)、
6、心配、7、現状の否定、8、恐怖、9、自暴自棄、10、パニック、11、降伏、
12、落胆(こんな状況で株は買えない!(底打ち))、13、鬱的な状態、14、希望、15、安心、16、楽観

もちろん、こういう意見もあります。
4番目の陶酔は既に過去のものとなっている。現在の位置は「心配」の段階である6だ。トルコの問題は他国にも感染し、マーケットは大きな下げとなることだろう。
トルコ以外にも心配材料は色々ありますが、一部の米国の投資家は、韓国の株式市場の動きに注目しています。下のチャートを見てください。(チャート:HORANキャピタル・アドバイザーズ)


赤い線はS&P500指数、そして下降が顕著になっている線は韓国総合株価指数です。HORANキャピタル・アドバイザーズのデービッド・テンプルトン氏は、こう述べています。
約1年前、私は韓国総合株価指数がS&P500を先導することを指摘した。この見解は私だけが持つものではなく、著名経済学者エド・ハイマン氏も同様な見方をしている。韓国GDPの40%は輸出によるものだ。言い換えると、韓国総合株価指数は世界経済の健康度を表すものだ。
米国の投資家たちは、52週高値を先週記録したドル指数も気にしています。ドル高は、米国の輸出企業に明らかに悪材料です。



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