悪いニュースばかりがとにかく目立つテスラ

木曜の取引で、テスラは50日移動平均線を割り、瞬時3%を超える大幅な下げとなりました。しかし、10時半過ぎから回復ラリーが始まり、結局0.56%の下落で大引けとなりました。下が日足チャートです。


1が今日のローソク足です。長い下ヒゲが形成され、「一先ず底を打った」と判断した人も少なくないことでしょう。しかし、200日移動平均線は既に下げが始まり(2)、テスラは長期的なダウントレンドに入っている可能性もあります。

最近のニュースを読むと、テスラを積極的に買おうという気持ちにはなれません。いくつかヘッドラインを見てみましょう。

  • イーロン・マスク氏、テスラのエンジニアにモデル3のブレーキ試験の取り止めを指示か?(ビジネスインサイダー
  • テスラ株が3月以来の大幅安-「モデル3」の質と需要に疑問の声(ブルームバーグ
幹部クラス、重役クラス、責任者たちの退職に関する、こんなデータもあります。


2016年第1四半期から、2018年第2四半期の間に、テスラを去った幹部重役クラスの人数が示されています。見てのとおり、多くても9人でしたが、今年第2四半期、その数は一気に20人に達しています。一般社員の辞任ではなく、会社の内容に詳しい幹部社員の退職数の急増ですから、投資家にとっては心配な材料です。

良いニュースが有りませんから、今日のテスラの反発ラリーは、テクニカル要素が主な原因と思われます。


テクニカル的に買えた理由は、少なくとも3つあります。
  • 4月と5月の安値を結んで引いた線がサポートになった(1)。
  • 61.8%の値戻しレベル(4月の安値から6月の高値で計算)がサポートになった(2)。
  • ストキャスティクスが売られすぎレベルに入り(3)、そろそろ反発の可能性があると判断された。
買えそうな理由は確かに3つありますが、見てのとおり、レジスタンスになる可能性がある200日移動平均線(4)が、直ぐ頭の上に控えていますから、現時点では買い難いことも事実です。

最後に、テスラの月足チャートを見てみましょう。


Aで分かるように、株価はレジスタンスラインの突破に難航し横ばい状態です。しかし、RSI(相対力指数、B)は既に下降が始まりダイバージェンスが起きています。「テスラは天井の形成中だ」という声も聞かれます。

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