ファンド・マネージャーから学ぶ大きな勝負に出る重要性

10日前、ファンド・マネージャーのダグラス・カス氏は、株の買いポジションの全てを手仕舞うことを発表しました。


この結果、ポートフォリオに残るのは、金の買いポジションとS&P500指数の空売りポジションだけになります。御本人は、こう語っています。

私のしたことは、ほとんどの投資家に勧めることはできない。おそらく、99.9%の投資家は、私の取った行動は極端すぎると言うことだろう。もちろん、私自身にとっても、こんなことをするのは稀なことだ。
「私自身にとっても、こんなことをするのは稀なことだ」という言葉から分かることは、カス氏は大勝負に出ています。有望と思われる銘柄さえも全て売却し、S&P500指数の空売りを増やしているカス氏は、10%ほどのS&P500指数の下落を予測しています。
S&P500指数が10%もの下落となれば、多くの株はその2倍以上の下げとなり、手放した好きな株を安いところで買うことができる。
「私のしたことは、ほとんどの投資家に勧めることはできない。99.9%の投資家は、私の取った行動は極端すぎると言うことだろう」という部分からは、カス氏の自信を感じることができるだけでなく、カス氏の投資哲学を読み取ることができます。
私は状況に反応するのではなく、予測に基づいた投資をするファンド・マネージャーだ。私は大勢の意見にペコペコすることは嫌いであり、集団思考には従わないようにしている。「S&P500指数は1月に既に高値をつけ、年内にそこを上回ることは不可能」という私の見方は少数意見だ。しかし、その結論に達するには様々な分析を重ねている。
ファンド・マネージャーだけでなく、私たち個人投資家も、大きな勝負に出ることがあります。そんなことをする理由は、稀な儲けのチャンスが到来していると判断したからです。80:20の法則が教えているように、株の世界では毎日コツコツと投資して大きな財産を築くのではなく、2割の機会が大部分の利益をもたらせます。

トレードが上手く行かない人たちは、全てのトレード機会を同様に扱っている傾向があります。80:20の法則で考えた場合、あなたが今買いたいと思っている株は、どちらに属するでしょうか?ごく一般的な80に属する株でしょうか、それとも、勝負に出るべき稀な20に属する株でしょうか?言うまでもなく、20%に属する稀な株なら、買う株数をいつもより増やすべきです。

(情報源:Doug Kass Liquidates All Long Holdings

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