トレーダーが持つ脆弱性の克服:精神論のような話

ナシーム・ニコラス・タレブ氏(金融デリバティブ専門家)の著書『反脆弱性 -- 不確実な世界を生き延びる唯一の考え方 』を読んで感銘したスティーブ・バーンズ氏は、こんなことを述べています。
この本を読んで、トレーダーがいかにして挫折していくかを深く考えさせられた。
私は、この本を読んだことはありませんが、著書によると、これらの脆弱な考え方や出来事がトレーダーを最終的に挫折させてしまいます。
  • トレーダーとして成功するのは不可能だ。
  • 口座資金の半分、またはそれ以上を失ってしまう。
  • 一回のトレードで大きな損を出してしまう、または連戦連敗となって、心理的に大きなショックを受ける。
  • 自分はトレーダーである、ということが信じられなくなってしまう。
  • 自分のトレード・システムが信じられなくなってしまう。
  • 損を取り戻すことはできる、という自信はあるが、トレードをする資金がもう無い。
精神論のような話になってしまいますが、最終的に必要なのは、「どんなことがあっても諦めない」という情熱です。トレード方法ばかりが重要視されますが、100%確実な方法は存在しませんから、必ず連敗ということが起きます。言い換えると、どんなに素晴らしいトレード方法を習得しても、精神面が弱いと連敗するとトレードを簡単に諦めてしまいます。

マーケットの魔術師として知られるリンダ・ラシュキ氏から、このような話をセミナーで聞いたことがあります。
私はS&P500のトレードで成功している中年女性を知っている。パーフェクトなトレード手法など無いから、彼女は時々連敗することがある。しかし、彼女は決して挫折することは無い。なぜ彼女は前向きな姿勢を保つことができるのだろうか?彼女はこう語った。
私を支えているのは祈りです。マーケットが始まる前に、私は神に祈ります。利益を上げたら感謝の祈りをします。損が出た時は、素早く損切ることができたことを感謝する祈りをします。トレード成功の秘密は祈りです。
トレーダーコーチとして有名なブレット・スティーンバーガー氏は、イメージ・トレーニングを勧めています。イメージ・トレーニングはスポーツの世界で効果的なだけでなく、トレードの世界でも多数のトレーダーが利用しています。

もちろん、トレードロボットに100%任せるなら話は別ですが、最も重要なのはトレード手法ではなく情熱、不屈の精神です。

最後に、トレード方法について少し触れたいと思います。基本的に、マーケットには4つの性質、要素があります。
  • トレンドは継続し、反転は直ぐに起きない。
  • モメンタムが値動きを先導する。
  • トレンドを終了させるのは売りのクライマックスと買いのクライマックス。
  • 株価は値幅の拡大と縮小を繰り返す。
あなたのトレードしたいと思っている株は、上記のどの段階にあるでしょうか?それが判断できれば、使うべきトレード方法も決まります。



(参照した記事:Fragile Trader, Anti-Fragile Trader

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