どう見ても苦しいアメリカ人の家計

質問はこれです。
もしアメリカの経済が本当に順調に成長しているのなら、なぜ今日のアメリカには依然として、3960万人もの人たちがフードスタンプ(食料配給券)を受け取っているのだろうか?(フードスタンプは、正確には補助的栄養支援プログラム(SNAP)と呼ばれ、政府が低所得者のために行っている食料支援プログラムです。)


フードスタンプを受け取っている人の数は、史上最高だった2012年の4780万人から17%ほど確かに減りましたが、ブルームバーグの報道によると、数値は前回の景気後退期のレベルに戻っただけです。マイケル・スナイダー氏(政治活動家)は、こう述べています。
連銀は長期に渡って量的緩和を行い、トップ1%の裕福な人々に大きな恩恵を与えたが、一般米国人の苦しい家計は改善されなかった。現に、今日アメリカに存在する職の66%は時給が20ドル以下であり、これがほぼ4000万人というフードスタンプ受領者という結果として現れている。
先日、トランプ大統領はFOXニュースとのインタビューで、「現在の米国経済は、おそらく史上最高の状態だ」と語りました。史上最高の内容を見てみましょう。
  • フルタイムの職の収入だけでは足りないため、7800万人の米国市民は副業をしている。
  • 2011年、住宅の平均価格は、米国人の平均年収の3.56倍だった。2017年、その数値は4.73倍になり、住宅購入が更に難しくなった。
  • 1980年、一般アメリカ人が抱える負債は月収の1.96倍だった。今日、その数値は5倍に膨れ上がっている。
  • 今日、労働年齢にあるアメリカ人の1億200万人には職が無い。この数値は、前回の景気後退期に記録された数値を上回っている。
  • 今日のアメリカ人は、28ヶ月連続で給料以上の暮らしをしている。
  • 現在、平均的な米国世帯には、ほぼ14万ドルの借金がある。
  • 1990年以来、米国の都市周辺地区の貧困率は50%上昇した。
  • 約5100万世帯は、毎月のアパート代、食費、医療保険などを全てまかなうことができるだけの収入が無い。(5100万世帯は米国に存在する世帯の43%に相当する。)
  • 10人中4人のアメリカ人には400ドルの現金が無い。
  • 現在、米国世帯が抱える負債の総額は史上最高の13兆1500億ドルに達している。
「アメリカを再び偉大にしよう!」と叫ぶ大統領ですが、国民の暮らしが豊かになる日は、なかなか来そうにありません。



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