著名トレンド・フォーキャスター:貿易戦争より心配なもの

ニューヨーク州生まれのジェラルド・セレンテ氏の肩書はトレンド・フォーキャスター、テレビや新聞にもよく登場する有名人です。


昨日のキング・ワールド・ニュースとのインタビューで、セレンテ氏は、こんなことを語っています。「マスコミは中国とアメリカの貿易戦争のことばかりを取り上げているが、現在のマーケットには3つの大きな心配事がある。」
  • 原油:トランプ政権のイランに対する措置が一因となり、原油価格は今年大幅上昇となっている。原油はドルで売買され、最近のドル高は原油輸入国に大きな経済的な痛手となっている。好例はインドと中国だ。両国の通貨は対ドルで大きく下がっているだけでなく、経済も下降が顕著になっているから、これは貿易戦争などよりも怖い。
  • 銅:経済活動のバロメーターとして知られる銅価格から警報が発せられている。6月7日の高値から、銅価格は14%も下げている。需要の減退が銅価格の下落原因だが、特に世界の半分の銅を消費する中国からの需要減少が著しい。
  • ドル高:原油に関連したことだが、ドル高は原油を輸入している国々の経済に悪影響だ。更に、世界には記録的な247兆ドルの負債があるだけでなく、その額は今日も増え続けている。このような状況で連銀による金利引き上げが継続するなら、負債リスクが大きく上昇する。
こんな不安な状況ですが、セレンテ氏は、どんなものに投資することを勧めているのでしょうか?答えは金です。
前回も述べたように、究極的な資金の避難場所は金だ。
これも昨日になりますが、金に関するこんな報道があります。
キルギス共和国が心配するのは当然なことだ。関税への報復として、ロシア政府は保有する米国債の半分(約470億ドル)を売却し、同時に金の保有量を6200万オンスに増やした。ロシアが、このような報復措置を取った目的は、ドルへの依存を軽減し、ドルの世界通貨という地位を弱らせることだ。もちろん、中国もドルの衰退、そしてドルに代わる世界通貨の台頭を望んでいる。もし中国が保有する米国債のほとんどを売却するなら、その願望を実現することができるだろう。


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