注目の安値テストが始まった金

金価格が注目のレベルに達しました。下は、金のETFの日足チャートです。


矢印(A)で示した部分を見てください。月曜の取引で、金のETFは1%の下落となり、2017年12月の安値テストが始まりました。「そこまで下げるようなら買ってみたい」と言っていた人たちには、念願の買いチャンスの到来です。
入れた3本の移動平均線は、下から20日(1)、50日(2)、そして200日移動平均線(3)の順番になります。見てのとおり、3本揃って下降し、強い下げの勢いが示されています。

さて、金はここで下げ止まり、買い手が期待する反発ラリーの展開となるでしょうか?投資家たちが気にしているのはドルの動きです。


上半分は金のETF、下半分はドル指数のETFです。矢印の方向で分かるように、ドルが下降する局面で金が上昇し、ドルが上昇する状況では金が下降しています。言うまでもなく、金の買い手たちは、ドルの下げが始まることを待ち望んでいます。

季節的に見た場合、7月は金にとって良い月ではありません。


上のチャートには、過去20年間の金価格の季節性が示されています。(チャートはEquity Clockから)7月の成績は平均でマイナス0.2%です。入れた矢印で分かるように、金の調子が良くなるのは8月の終わり頃からです。

個人投資家たちが、金に対して、あまりにも強気であることも気になります。DailyFXのデータによると、87%の個人投資家は金の買い、13%が空売りという状態で、買いに大きく傾いています。個人投資家たちは間違うことで有名ですから、こんな数字を見てしまうと、ここで買うことに躊躇してしまいます。

もう一度、日足チャートを見てみましょう。


入れた指標はRSI(相対力指数)です。四角で囲いましたが(1)、現在の数値は売られすぎを示す極めて低い数値ですから、試しに少し買ってみたいと思っている人も多いことでしょう。一先ず、火曜の取引ではVWAP(出来高加重平均)に注目です。


金のETFの5分足チャートに、月曜の寄付きからVWAPを引いたものです。火曜の取引で、ETF価格がこのVWAPを簡単に越えてくるようなら空売りの買い戻しが起き、短期的なラリーに発展する可能性があります。

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