トレーダーの悪いクセ:利食いが早すぎる、損切りが遅すぎる

「トレードは難しい。90%の個人トレーダーは失敗に終わる」、と言われています。90%という数字は大袈裟のような気がしますが、トレードが難しいというのは事実です。発表されたデータを、いくつか見てみましょう。



  • 最初の3ヶ月で、40%のデイトレーダーが脱落する。3年間生き延びることができるデイトレーダーは13%、そして5年間生き延びることができるのは、たったの7%しかいない。
  • 実際に年間を通して利益を上げているデイトレーダーは1.6%だけだ。
  • トレーダー、そして投資家は、利益が出ている株を売却し、損が出ている株を保有し続ける傾向がある。売却された株を見てみると、60%が利食い、40%が損切りだ。
  • 平均的な個人投資家の年間成績は、マーケット(S&P500指数)の成績を1.5%下回る。活発にトレードする人たちの成績は、マーケットの成績を6.5%下回る。
  • トレードが上手く行くと、トレーダーたちのトレード回数が増える。
以上5項目だけで結論すると、トレーダーが成功できないのは、「損が出ている株を保有し続ける傾向がある」というのが最大の原因と思われます。

スイング・トレーダーのスティーブ・バーンズ氏は、トレードで成功するために必要なものとして、これらをあげています。
  • どこで買い、どこで売るのか、という具体的なトレード計画をマーケットが始まる前に立てること。
  • 有利なトレード方法を使うこと。トレード方法を検証して、勝つ確率が高い方法でトレードをすること。
  • 適切な株数でトレードすること。感情的になるようなら、その株数は明らかに多すぎる。
  • トレード計画から脱線しないこと。
  • トレードをする目的は利益を上げることであり、自分の意見の正しさを証明することではない。間違ったら、サッサと損切ること。一度決めた損切り価格を変更してはいけない。
  • トレーダーは利食いが早すぎる。小さな利益で満足するのではなく、決定的な理由が無い限り、利益の出ているポジションを直ぐに手仕舞ってはいけない。

「有利なトレード方法を使うこと」をバーンズ氏は指摘していますが、これは「自分の得意分野を持つこと」と言い換えることもできます。全てのトレード方法を完璧に習得するのは不可能ですから、ブレイクアウトのトレードに徹する、押し目買いだけに徹するというのは悪いことではありません。現に、得意技を持つことで、トレードに対する自信も生まれます。



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