株の銘柄選びは人工知能に任せろ!?

株の世界では、アルゴリズムを駆使した取引が主流となりました。個人のレベルでも、トレード・ロボットを使って、自動売買をしている人が増えました。「時間をかけてトレード方法を習うより、既に実績のあるトレード・ロボットを使った方が効率的だ」という声が頻繁に聞かれるようになり、トレード・ロボットの販売を目的としたセミナーも増えています。


正に、人間よりロボットやコンピュータの方が信頼できる、という時代が到来し、当然の結果として、こんなETF(上場投資信託)が去年市場にデビューしています。AI Powered Equity (AIEQ)というのが、そのETFの名前です。AIはArtificial Intelligence(人工知能)を意味し、投資する銘柄を選ぶのは人間ではなくAIです。言うまでもなく、このETFが大成功するなら、人間のファンドマネージャーは、どんどん消えていくことでしょう。

スティーブン・ウィリアムズ氏は、このETFについて、こんなことを述べています。
私たち人間には感情がある。この感情のおかげで、私たちは天井で浮かれて買い、急落の時はパニックして持ち株を売ってしまう。AIシステムは、そのような衝動的な売買をすることがないだけでなく、人間の感情を利用した取引をすることもできる。AIシステムには100万を超える指標がインプットされ、ソーシャルメディアや報道されるニュースなどを幅広く分析して投資対象となる銘柄を選ぶ。更に、AIシステムには学習機能があるから、銘柄を選ぶ能力は学習を繰り返す度に上がって行く。
人間のファンドマネージャーが無用になる日が、直ぐそこに迫っているといった雰囲気ですが、下がこのAIのETFの日足チャートです。


上場されたのは2017年10月18日、今日までの成績は+10.31%になります。

       同期間の主要株式指数:

       ・ダウ平均:+6.37%
       ・S&P500指数:+6.77%
       ・ナスダック総合指数:+14.04%

ナスダックの+14.04%には劣っていますが、ほとんどのファンドマネージャーがS&P500の成績を上回ることができないという事実を考えると、+10.31%は立派な数値です。

このAIのETFは、どんな銘柄に投資しているのでしょうか?下がトップ10銘柄になり、資金の25.74%が、これらの銘柄に割り当てられています。

      ・ペンバージニア(PVAC):3.56%
      ・アルファベット(GOOGL):3.39%
      ・ナスダック(NDAQ):3.09%
      ・コストコ(CSCO):2.72%
      ・フォレスト・シティ(FCE-A):2.64%
      ・ラディアン・グループ(RDN):2.34%
      ・セールスフォース・ドットコム(CRM):2.25%
      ・フェイスブック(FB):2.01%
      ・アッヴィ(ABBV):1.89%
      ・DXCテクノロジー(DXC):1.85%

このAIを開発したのはIBMです。株価の方はパッとしません。ETFの取引が始まった10月18日から今日までの成績はマイナス11%です。下がIBMの日足チャートになります。


AIさん、株価はサポートレベルのテスト中です。そろそろ買っても大丈夫ですか?


(参照した記事:Invest With An AI - An ETF Powered By An AI - AIEQ

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