最近の株式市場の乱高下は個人投資家たちの責任だ!?

先ず、昨日のゼロヘッジのツイートを見てください。
ここ数ヶ月間、個人投資家たちによる株取引が爆発的に増えている。機関投資家たちによる売りは、ほぼ終了だ。

そして今日、マーケットウォッチに、このような記事が掲載されました。


ゴールドマン・サックスは、最近の乱高下するマーケットは個人投資家たちの責任だ、という見方を発表しています。その記事にも、ゼロヘッジがツイートしたものと同じチャートが掲載されています。

上のチャートをもう一度見てください。棒線は、大手オンライン証券会社アメリトレード、チャールズ・シュワブ、そしてEトレードを通して行われた、個人投資家たちの取引株数の推移が示されています(目盛りは左側、単位は100万株)。折れ線は、個人投資家たちの取引量が、ニューヨーク証券取引所全体の取引量を占める割合です(目盛りは右側)。

次に、S&P500指数の日足チャートを見てみましょう。


2月に入ってから、マーケットの様子が大きく変わりました。長いローソク足の出現が頻繁になり、正に荒れた展開になっています。しかし、この乱高下するマーケットは、ゴールドマン・サックスが指摘しているように、個人投資家たちが原因なのでしょうか?

ゼロヘッジがツイートしたチャートで分かるように、個人投資家たちの取引が増えていることは確かです。しかし、個人投資家による出来高がニューヨーク証券取引所全体を占める割合は2016年の中頃から増え始め、今年に入ってから突然跳ね上がった訳ではありません。一時的に個人による出来高は約25%まで上昇しましたが、ニューヨークの出来高のほとんどは機関投資家によるものであることに変わりはありません。

「最近の乱高下するマーケットは個人投資家たちの責任だ」、とゴールドマン・サックスは述べていますが、本当に言いたかったことはこれではないでしょうか?
2月のマーケットの急落は、個人投資家たちの責任だ。
アルゴリズムを駆使して、マーケットで暴れまくっているのは個人でしょうか、それとも大量な資金を保有するヘッジファンドやミューチュアル・ファンドでしょうか?フラッシュ・クラッシュを引き起こし、マーケットを混乱させたのは私たち個人投資家だったでしょうか?言うまでもなく、マーケットを揺り動かすことができるのは、豊富な資金を持つファンドや投資銀行です。

読者のこんなコメントがあります。
マーケットの乱高下は個人投資家たちの責任?極めてバカらしい説明だ!

(情報源:Goldman blames mom-and-pop investors for volatility in stocks

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