米国株式市場:二度に分けた大きな買い

ダウ平均が、約400ポイントの大幅な下げから回復したことを伝えるCNBCの見出しです。


マーケット終了まで、あと30分ほど残っていますが、下はダウ平均のETFの5分足チャートです。



先ず、Aで示したところが今朝の寄付きになります。見てのとおり、窓を開けて弱いスタートを切り、売り手が圧倒的に優勢な展開となりました。

しかし、情勢を大きく変化させることが11時50分(B)、そして12時40分(C)に起きました。突出した出来高で分かるように、大きな買いが突然入ったのです。5分間の出来高で、BとCは今日の最大量になり、マーケットを下げから上げに転換させる起爆剤となりました。

位置的には、BとCで買いが入ることはおかしくありません。下は日足チャートです。


今日の下げで、ダウのETFはサポートゾーンに接触となりました。サポートゾーンで買うことは基本的に正しいことですが、入れた赤い線で分かるように、右下がりな高値を見ると積極的に買う気になれないことも確かです。こんな状況ですが、BとCの出来高は今日の最高量ですから、かなり強気な買い手です。

BとCで買ったのは誰でしょうか?トレーダーたちは、こんな見方をしています。

  • もしサポートゾーンを割ってしまえば、マーケットは大きな下げとなる可能性がある。そのような大幅下落を防ぐために、PPT(Plunge Protection Team 暴落阻止チーム)による買いが入った。(PPTについては、先日のブログを参照ください。)
  • 明朝発表される米雇用統計に賭けた投機筋の買い。または、雇用統計を見る前に、心配になった売り手が空売りポジションを手仕舞った。
FBNセキュリティーズのストラテジスト、ジェレミー・クライン氏は、反発ラリーをこう説明しています。
マーケットの下げで株が割安となり買いが入ったのだ。たとえばボーイングだ。最近低迷していたが、今日は大きく買われている。
もちろん、反発ラリーが起きた理由は、その他にもあることでしょう。しかし、BとCの目立った大きな出来高は、あまりにも意図的な買いに見えます。うまく説明はできませんが、PPTが二度に分けて行った買いのように思えてなりません。


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