連休を控えた金曜、大きく下げた原油

月曜は戦没者追悼記念日、米国は3連休の週末です。連休を控え、金曜は全体的に静かなマーケットでしたが、そんな中で目立ったのは原油です。
石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟の主要産油国が、2017年1月から進めている協調減産の一部を縮小し生産を増やす検討に入った。主要なOPEC加盟国であるイランとベネズエラの供給が大幅に減るとみられているためだ。サウジアラビアとロシアが主導した歴史的な合意の転機になる可能性がある。(日本経済新聞)
このニュースを受けて、原油は急落です。



WTI原油の日足チャートです。4%を超える大幅下落、巨大な陰線が形成されています。当然のことながら、原油のETF、United States Oil (USO)も大きく下げています(ー4.13%)。下が日足チャートです。


Aで分かるように、窓を開けての下げで金曜の取引はスタートしました。出来高(B)は通常量を上回り、売り圧力の強さが表れています。

大きな下げですが、どのへんで一旦下げ止まるでしょうか?言い換えると、どのあたりで買い手が参入して来る可能性があるでしょうか?分かりやすい場所が4つあります。


1はサポートライン、2と3はトレンドラインです。それぞれのラインには買い手が待っていることでしょう。

RSI(相対力指数)に入れたトレンドライン(4)にも注目です。ローソク足にトレンドラインを引くのが一般的ですが、RSIにトレンドラインを引いて、売買のタイミングを計っているトレーダーたちもいます。

2本の移動平均線にも注意を払う必要があります。


緑の点線は50日、紫の点線は100日移動平均線です。3つ矢印を入れましたが、ETF価格は50日移動平均線を割ることはあっても、去年の10月以来100日移動平均線を下回ったことはありません。言い換えると、50日と100日移動平均線の間の空間がサポートゾーンになっています。


矢印で示した部分になりますが、今日の下げで、投資家たちの恐怖レベルも跳ね上がっています。2月の時ほど極端に高いレベルではありませんが、多くの人たちが怖がっている状態ですから、そろそろ買いチャンスが訪れる可能性があります。ということで、来週の原油市場に注目です。

(参照した記事:OPECと非加盟産油国、協調減産の一部縮小を議論へ

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