米国の株式市場を買い支えているのは誰??

投資家たちは極めて神経質になっている。不安になった投資家たちがしたことは持ち株の売りだ。インベストメント・カンパニー・インスティチュートのデータによると、3月後半の2週間で、投資家たちは300億ドルに相当する米株ファンド(ミューチュアルファンドとETF)を売却した。2月ー3月の8週間で売却された金額は650億ドルに及び、これを上回る金額の売りがあったのは2008年のパニック(金融危機)の時だけだ。-- ジェーソン・ゲファート(センチメントレーダー)
言うまでもなく、2月に起きたマーケットの急落が、投資家たちに大きなショックを与えました。



上は、ダウ平均の週足チャートです。2月に急落があったことは事実ですが、大局的なアップトレンドに変化はありません。当然のことながら、こういう疑問が出てきます。
投資家たちによる記録的な売りがあったにもかかわらず、マーケットは上昇基調を保っている。まるで誰かが買い支えているようだ。いったい誰が買っているのだろうか?
確実な証拠が無いので誰も口には出しませんが、ほとんどの人たちは、質問に対する共通の答えがあります。
買い支えているのはPPT(Plunge Protection Team)だ。
Plunge Protection Teamは「暴落阻止チーム」、または「株価下落防止チーム」という名前で日本では報道され、大統領の指示で動くチームです。(もちろん、株だけでなく国債の買いも行います。)

今年の米国には、PPTが暗に活躍しなければならない大きな理由が一つあります。2016年には大統領選挙がありましたが、今年は下院と上院議員にとって重要な中間選挙があります。株が大きく下がってしまったのでは野党の民主党が有利になってしまいますから、トランプ大統領はPPTを積極的に利用する筈だと見られています。

もちろん、PPTがついているから心配は要らない、という意味ではありません。世の中一般の人たちは、「株式市場=ダウ平均」だと思っていますから、PPTは限られた銘柄だけを監視すればよいのです。

さて、株から逃げた大きな資金はどこへ向かうでしょうか?マーケットが安定してくれば、資金は再びハイテク株に戻るという意見もありますが、RBCキャピタル・マーケッツは、荒れる最近のマーケットへの対策として割安な金鉱株へ資金を回すことを勧めています。

更に、ジェフリー・ガンドラック氏(ダブルライン・キャピタル)も、金に対する強気な見方を発表しています。



金はダウントレンドラインを既に突破しただけでなく、4年にわたる大きなベースを形成している。レジスタンスを突破なら1000ドルの上昇に期待できる。

最終的に頼りになるのはどちらでしょうか、金でしょうか、それともPPTでしょうか?多くの投資家は前者を選ぶことでしょう。

(情報源:A Stunning Look At What The Public Is Doing As Wild Trading Has Increased Fear

Gundlach Calls for "Massive Rally in Commodities"

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