目標を達成できない経営陣にボーナスを支払うな!?

ご存知のように、プロ・スポーツの世界では成績が重要です。野球の場合なら、チームに対する貢献度が高い選手には、大きな年俸が支払われます。


同様に、企業が社員に払うボーナスも成績が大きく影響します。銀行の株式部にいる知人が、こんな話をしてくれました。
私たちトレーダーは間違いを時々犯すことがある。間違いの金額に大小の違いはあるが、会社側は、私たちの間違いを黙って認めている訳ではない。私たちには、年間に許される間違いの金額限度というものがある。銀行に入ってから2年めのことだか、私はつまらない誤発注をして、会社側が設定している間違いの許容額を超えてしまったことがある。このバカらしい誤発注のお陰で、私のクリスマスのボーナスはゼロになってしまった。最悪なクリスマスだった。
証券会社に勤めている知人も、誤った株数を買ってしまい、年末のボーナスが半額になってしまったことがあります。

こんな内容の記事を今朝読みました。

アコーダ・セラピューティクスのCEOロン・コーエン氏のボーナスが25万5000ドルに減らされました。これは予定されていた額の約半分です。しかし役員たちは、この半減されたボーナスをも、コーエン氏に払わないことを会議で決定しました。理由は、コーエン氏が株主たちの利益を守らなかったためです。
コーエン氏の無謀な行動で、アコーダ・セラピューティクスは、極めて重要な薬の特許期間延長に失敗した。この結果、約20%の社員が職を失うことになった。コーエン氏の失策はそれだけではない。パーキンソン病の治療薬の実験が最終段階に入っていたのだが、この大切な局面で実験が崩れてしまった。
CEOの馬鹿らしい間違いで、企業の利益が大きく減っただけでなく、多数の社員が職を失ったのですから、コーエン氏がボーナスを失うのは当然のことでしょう。もちろん、「コーエン氏は首にされるべきだった」という意見もあります。

皆さんの中にも、同様なことを感じている人がいると思いますが、企業で働く多くの人たちはこんな不満を持っています。
企業の無能な幹部たちが罰せられることはほとんど無い。会社側は、口先だけで調子の良いことは言うが、CEOなどの企業のトップクラスが、減俸などといった形で実際に罰せられることは先ず無い。被害を受けるのはいつも社員だ。
金融機関で働く知人には、年間で許される間違い額というものが存在するのですから、企業の経営陣にも同様な制度を設けることは良いアイデアかもしれません。各四半期の収益が、目標に達しなかった場合はクリスマスのボーナス無し、などといった制度を導入すれば経営陣もうかうかとしていることはできません。

(参照した記事:This biotech CEO’s lousy job performance cost shareholders money, so his board docked his pay

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