アナリストが強気な株の成績は何故パッとしないのか?

株を買うなら、アナリストに嫌われている株を買え、ということがよく言われます。実際に、過去35年間の米国株式市場を調査したイタリアの大学は、こんなことを発表しています。

  • 少なくとも10%の米株アナリストが、最も楽観的な評価をしている株を買った場合、投資家たちは平均で年間3%の利益を上げることができた。
  • 少なくとも10%の米株アナリストが、最も悲観的な評価をしている株を買った場合、投資家たちは平均で年間15%の利益を上げることができた。
なぜ、多くのアナリストが強く勧める株の成績は冴えないのでしょうか?調査を行った、ボッコーニ大学教授の説明を要約するとこうなります。


素晴らしい売上、目覚ましい収益の上昇率を見ると、アナリストたちは、「この企業は次のグーグルになる可能性がある」、と極めて希望的な結論を出してしまう傾向がある。しかし現実は、グーグルのような巨大成長を達成できる企業は極めて稀な存在だ。要するに、アナリストたちの期待があまりにも大きすぎ、将来発表される決算やニュースに失望する結果になってしまうのだ。
多くのアナリストに勧められているにもかかわらず、今年パッとしない株と言えばフェイスブックです。今年ここまでのS&P500指数の成績はマイナス0.67%ですが、フェイスブックは9.14%の大幅下落です。個人情報の不適切な管理が報道され、フェイスブックの投資家たちは、発表されたニュースに大きく失望する結果となってしまいました。

多数のアナリストに嫌われているのはGEです。会社の再建はなかなか進まず、今年ここまでのGE株は、既に25%も下げています。とにかく惨憺たる状態ですから、少しでも良いニュースが出れば、一時的な反発が起きることだろう、と多くの人が思っていることでしょう。

アナリストの意見を参考にするのは悪いことだとは思いませんが、CNBCで株番組を担当するジム・クレーマー氏は、こんな言い方をしています。
株の専門家、エキスパートの意見に従うことは嫌いだ。なぜなら、彼らから話を直接聞くことは不可能であり、彼らが意見をいつ変えるかも全く分からない。


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