米国株式市場:テーマはネガティブ・ダイバージェンス

金曜のマーケットがそろそろ終わります。現在、S&P500指数はマイナス0.16%の小さな下げですが、トレーダーたちは主要株式指数と人気大型銘柄に現れたダイバージェンスを気にしています。
ダイバージェンスは、相違や逸脱、発散などを意味する英語の「divergence」に由来し、テクニカル分析においては、相場(ローソク足)の動きとテクニカル指標(RSI、RCI、ストキャスティクスなど)の動きが逆行する(逆に動く)現象をいいます。これは、トレンドの勢いが弱まっていることを示唆し、また相場が反転する前に起こりやすい現象であり、もうすぐ今のトレンドが終了することを示唆する場合もあります(明確なトレンド転換のシグナルとまでは言えず)。 --- iFinanceから抜粋
ダイバージェンスには、買いシグナルとなるポジティブ・ダイバージェンス、そして売りシグナルとなるネガティブ・ダイバージェンスの二つがあり、今回出ているのは後者です。

先ず、多くのハイテク株で構成されている、ナスダック総合指数の週足チャートから見てみましょう。


矢印の方向で分かるように、RSI(相対力指数)は既に下げが始まり、ダイバージェンスが明らかに起きています。ダイバージェンスの定義が示すように、ダイバージェンスはトレンドが弱っていることを示唆するものであり、明確なトレンド転換のシグナルではありません。ですので、「ナスダックは現在天井を形成している」と解釈するのではなく、「来週は下げに注意だ」といった程度に考えると良いと思います。

小型株指数にもネガティブ・ダイバージェンスが起きています。


小型株指数に連動するETFの週足チャートです。ETF価格は前回と同レベルに達していますが、RSIの方は前回の高値に達していません。「ひょっとすると二番天井かもしれない」と心配する人たちがいます。

人気大型銘柄では、アップルとアマゾンにネガティブ・ダイバージェンスが見られます。

先ず、アップルの週足チャートです。


明確なダイバージェンスです。アップルに関しては、こういう見方をしているトレーダーもいます。


株価は下辺まで下げる可能性があります。

下はアマゾンの週足チャートです。


株価は高値を更新ですが、RSIは下げが始まり、これもネガティブ・ダイバージェンスが起きています。

もう一つ指摘したいのはNR7です。NR7は過去7日間で値幅が最も狭い日を意味し、NR7の翌日は大きな値幅となる傾向があります。日足チャートを見てみると、S&P500指数、ダウ平均、それにナスダック総合指数が揃ってNR7です。

週足チャートにはネガティブ・ダイバージェンス、そして日足にはNR7、月曜のマーケットが注目されます。

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