米国株式市場:現在進行しているブルマーケットが始まったのはいつ?

投資心理を把握するために役立つ恐怖&欲 指数は、この1週間で、極めて弱気な数値である10から、ほぼ中立である44まで大きく回復しています。

CNNマネーから
先週の米国株式市場の結果:
・ダウ平均:+3.25%
・S&P500指数:+3.54%
・ナスダック総合指数:+4.17%
それぞれの日足チャートを見てみましょう。


ナスダック総合指数はブレイクアウト、史上最高値の記録です。



ナスダックのように過去最高を記録することはできませんでしたが、S&P500指数は、三角形の上辺を突破して金曜の取引を終えています。



ダウ平均は出遅れています。見てのとおり、まだ三角形の中です。

次に、ダウ平均の長期チャート(月足)を見てみましょう。


質問します。現在進行中の上げ相場が始まったのはいつですか?

ほとんどの人は、こう回答します。


底打ちとなった2009年の3月がブルマーケットの開始点です。この見方でいくと、米国株式市場は、9年にわたる長い上げ相場が続いています。

金曜のコラムで、バリー・リットホルツ氏(リットホルツ・ウェルス・マネージメント)は、こんなことを指摘しています。

チャート:リットホルツ氏の記事から

Aは(2007年10月)、金融危機でダウ平均が大幅に崩れる前に記録した高値です。そして2013年3月(B)、ダウは2007年10月の高値(A)を突破しました。1の矢印を見てください。2009年3月の安値から2013年3月までに展開された上昇はブルマーケットでしょうか?リットホルツ氏の答えは「ノー」です。
2009年3月から2013年3月にかけて起きた上昇は単なる回復ラリーだ。これを新たなブルマーケットと呼ぶことは、私たちが教えられてきた定義に反する。2009年3月の底はブルマーケットの誕生日ではない。この日に起きたことは、患者が集中治療室から回復室へ移されただけだ。現行のブルマーケットが始まったのは2013年3月頃だ。
リットホルツ氏の意見に基いて、GE(ゼネラル・エレクトリック)の長期チャートを見てみましょう。


1は2000年の高値、2は2007年の高値、3は2016年に記録された高値です。そして、1>2>3という状態ですから、AとBの上昇は単なる回復ラリーになります。現在起きている下げ(C)は新たな下げ相場ではなく、回復ラリーが終わって、全体的な流れであるベアマーケットに戻っただけです。

最後に、もっとも分かりやすいブルとベアマーケットの定義を紹介しましょう。
・ブルマーケット: 自分の保有している株が大きく上昇すること。
・ベアマーケット:自分の保有する株が大幅下落となること。

(参照した記事:Pick Another Day to Celebrate the Bull Market's Birthday

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