米国株式市場: ここは売り手の正念場

先週とは打って変わり株式市場のムードが明るくなり始めています。下は、米国株式市場のバロメーターとして知られるS&P500指数の日足チャートです。


反発ラリーが続き、S&P500指数は、最近の高値から安値で計算した61.8%の値戻しレベル(点線)に迫っています。「よし、そろそろ空売り準備だ」という声が聞こえてきますが、こういう意見も出ています。
短期トレンドを示す5日移動平均線(赤)は上向きになった。たとえ61.8%のレベルで空売りが起きたとしても、5日移動平均線付近がサポートになる可能性がある。
次に、多くの人たちに利用されている人気指標MACDとRSI(相対力指数)をチャートに入れてみましょう。


先ずMACDから見てみましょう。パラメーターは一般的に使われている12・26・9に設定されています。1で分かるように、MACDラインの上昇は既に始まっていますが、まだシグナルラインをクロスしていません。言い換えると、MACDに頼っている人たちは、まだ買い出動していません。

RSIには違った様子が見えます。(パラメーターは14、広く使われている数値です。)2で分かるように、RSIは50に引いてある線を突破しました。多くの人たちは50より下はダウントレンド、そして50より上はアップトレンドと解釈し、50を超えることは買いシグナルとなります。

現在の状況です。
・短期指標を使っている人たちは既に買い出動している。 
・RSIから今日買いシグナルが出た。 
・MACDからはまだ買いシグナルは出ていないが、MACDラインは明らかに上向きとなり、買いシグナルとなるクロスがそろそろ起きる可能性がある。
繰り返しになりますが、市場のムードは明るくなり始めています。61.8%の値戻しレベルを守ることは売り手にとって重要であり、極端な言い方をすれば、ここは売り手の正念場です。

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