最高投資責任者から皆さんへ:ウォール街の秘密を教えましょう

あんなに大きく下げたマーケットが、なぜこうも簡単に反発ラリーを回復したのだろうか、と多くの投資家が首を傾げています。いったい何が、今日のマーケットをこれほど大きく反発させる原因となったのでしょうか?人気ブロガー、カレン・ローチ氏はこう書いています。


 マーケットが下げると、多くの人々が下げの原因を説明する。しかし、正直に言えば「正確な理由はだれにも分からない」ということだ。株価を変動させる全ての要因を私たちは知ることはできない。天候、大統領のツイート、ボラティリティのETF、と株価を動かすことができる材料は色々ある。一つだけ確実に言えることは、買い手が優勢なら株価は上がり、それとは反対に売り圧力の方が強ければ株価は下がるということだ。
インベストメント・マネージメント・アソシエーツ社の最高投資責任者、ビタリ・カットセネルソン氏は、こんなことを述べています。
月曜の大幅下落、そして火曜の強力な反発ラリーを見たアナリストやヘッジファンド・マネージャーたちは、早速もったいぶって予想される次のマーケットの動きを話している。ここで皆さんにウォール街の秘密を教えよう。「これから先のことなど誰にも分かっていない。」彼らの肩書、なめらかな口調に騙されてはいけない。ウォール街には、明日のマーケットがどうなるかを正確に予想できる人物など一人もいない。
月曜のマーケットが大きく崩れた原因として、アナリストたちはインフレの恐怖、急速に上がる米国債の利回り、そして有頂天になっていた投資家たちの姿などを挙げています。しかし、カットセネルソン氏は、「それらは適切な説明ではない」と言います。
マーケット関係者たちによる説明は、いつも論理的に聞こえる。しかし、彼らの説明にはなんの価値も無い。なぜなら、彼らの説明を基盤にして将来の動きを予想することなどできないからだ。強い雇用統計は買い材料にもなり、場合によっては売り材料にもなる。要するに、強い雇用統計をインフレ懸念と解釈すれば株は売りとなり、予想以上の雇用統計を順調に成長する経済と判断するなら株は買いだ。
なぜマーケットは上げたのだろうか、下げたのだろうか、明日はどうなるだろうかということは確かに気になります。しかしそんなことより、「今日のマーケットの動きで、私たちは投資姿勢を変更する必要があるかどうかを検討することの方が大切である」とカットセネルソン氏は語っています。具体的に言えば、今日のマーケット反発が本当に買い原因となるかを自分の投資方針に照らし合わせて考えてみるべきです。

(情報源:Why the Stock Market Falls (Sometimes)

Here’s the big secret to know about the stock market’s next move

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