米国債利回りは2.611%、危険信号の2.63%が目の前

米国債の崩れが顕著になっています。

左から30年、10年、5年、そして2年国債になり、見てのとおり全てが下げ方向です。国債が売られと利回りが上昇します。


上半分は米10年国債の利回り指数、下半分は7年から10年国債専門のETFです。正反対な矢印方向で分かるように、国債が売られると利回りが上昇する様子をハッキリと見ることができます。

さて、現在の米10年国債の利回りは2.611%です。ここで思い出すのはジェフリー・ガンドラック氏の言葉です。(下のツイートは1月9日)


危険信号である2.63%が目前に迫っています。繰り返しになりますが、ガンドラック氏は単に利回りが上昇すると言っているのではなく、急ピッチに上がることを予想しています。国債の利回りは住宅ローン、自動車ローン、中小企業向けローン、それにクレジットカードに影響を与えますから、最終的には米国経済を減速させることになります。

BNPパリバのポール・モーティマー・リー氏は、こう語っています。
米10年国債の利回りは年内に3%に達する。税制改革は良いアイデアだが、米国がほぼ完全雇用に近い現時点で行うのは間違っている。経済と株式市場を過熱させることになるだけだ。更に、世界の経済も好転しているだけに、米国債の需要は減ることだろう。
下は、Urban Carmelさんの1月11日のツイートです。


注:チャートに使われている線は4週移動平均線です

チャートには、米国の過去50年間の新規失業保険申請者数の動きが示されています。「ほぼ完全雇用に近い」、というBNPパリバのアナリストの意見を肯定するように、現在の新規失業保険申請者数は極めて低いレベルにあります。

Urban Carmelさんによれば、景気後退が始まる6ヶ月から18ヶ月前に、新規失業保険申請者数の上昇が始まるそうです。更に、11月の第1週目が新規失業保険申請者数の底となった可能性があるようですから、早ければ今年の5月頃に米国は景気後退に陥る可能性があります。偶然かもしれませんが、時期的にはウォール街の格言と一致します。
Sell in May and go away(5月に株を売って相場から離れなさい。)

(参照した記事:Urban Carmelさんのツイッター

Kamada3のツイッター

A bond sell-off could be 'Armageddon' for the market

コメント

Unknown さんの投稿…
新規失業保険申請者数なんですが、
昨日発表された新規失業保険申請件数とは別物なんでしょうか?
こちらは12月2週が22.5万、1月第2週が22万で最低更新となっているようなので。
T Kamada さんの投稿…
Unknown さん

こんにちは。私の説明不足でした。Urban Carmelさんの使っているチャートはセントルイス連銀からのもので、線は4週移動平均線になります。(チャートは、ここで見れます。https://fred.stlouisfed.org/series/IC4WSA)ご指摘ありがとうございます。