アフラックの急落で見る思いがけないニュースの怖さ

アヒルのコマーシャルでお馴染みの保険会社アフラックが、金曜の取引で7%を超える大幅下落となりました。下の日足チャートは、マーケット終了50分前にキャプチャしたものです。


現在の下げ幅は7.72%、巨大な陰線(1)が形成されています。伴っている出来高を見てください(2)。通常の量の8倍に相当し、正にパニック売りです。

AからFの文字で示した部分で分かるように、アフラック株は、上昇する50日移動平均線付近で買っておけば間違いないという状態が去年の春から続き、アップトレンドが確りとしていました。特に昨日(11日)は新高値で取引を終えていただけに、今日の陰線は完全な場違いのように見えます。

売り材料となったのは思いがけないニュースです。「アフラックは社員を不当に扱っている。更に、不正な会計をして投資家たちを騙している」、と元アフラック社員が告発したのです。会社側は全てを否定していますが、下記が告発内容です。

  • 入社一年目に10万ドル以上の収入を得ることが可能だ、という約束をして、アフラックは毎年多数の人材をリクルートしている。一年目に10万ドルを達成できる人は2%に満たない。
  • 会社側は、親戚や友人に保険を販売することを強く勧めるだけでなく彼らをもリクルートすることを勧め、正にマルチ商法組織のようだ。
  • 社員であるべき多くの人たちが独立請負人扱いとなっている。
  • 不正を行ったウェルズ・ファーゴ銀行のように、社員は売上目標を達成することを強要され、客の了解を得ないで複数の保険商品を束ねて販売している。
  • 責任者が社員の手数料を盗んでいる。
  • 少なくとも一件のセクハラ。
  • 鍵となる財務内容をうまく書き換えて、会社の実際の成長率とは違う数字を投資家たちに報告している。
  • 内部告発者への復讐。
繰り返しになりますが、アフラック側は「告発内容には根拠が無い」という声明を発表しています。もちろん、最終的には会社側の正しさが証明される可能性もありますが、今日のアフラック株の大幅下落は、思いがけないニュースの怖さを示す良い一例です。

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