安心してできるトレードをするな!?

大変だ!中国が、米国債を買わないと言っている。債券王のビル・グロース氏も「米国債はベアマーケットに入った」と語り、米国債の空売りをしている。よし、俺も国債の空売りだ。
といった内容のツイートが今日は目立ちました。では、寄付きと同時に米国債を空売ったらどうなったでしょうか?下は、米長期国債のETFの3分足チャートです。


先ず、Aが寄付きです。中国からの悪いニュース、そしてグロース氏のコメントが明らかに売り材料となり、窓を開けての極めて弱いスタートとなりました。しかし売りは長続きせず、ETFは反発ラリーを展開して、ほぼ今日の高値で終了です。

なぜ反発ラリーが起きたのでしょうか?陳 満咲杜氏は、こんなことを指摘しています。



「これは単なる心理戦だ」と解釈した人たちが買い出動したことになりますが、下の日足チャートを見てください。


1で分かるように、今朝の寄付きはサポートラインの直ぐ上ですから、テクニカル的には買いを考える位置です。言い換えると、寄付きで空売った人は、テクニカル的に売り難い位置で売ったことになります。

「テクニカル的には買いが正しいかもしれない。しかし、今朝の市場ムードで買うことなど不可能だ」と言う人たちが多いことも確かです。しかし、相場にはこういう言葉もあります。
Resist doing what feels comfortable. (安心してできることをするな。)
安心してトレードに出動できる状態、明らかに買いが正しいと思われる状況を待っていたのでは大衆と一緒に行動することになり、上手いタイミングで買うことができません。

私は、ベテラン・トレーダーから、よくこんなことを質問されました。
Did you take it? (やったのか?)
今日の国債が、「Did you take it?」の好例です。こんな会話が想定できます。
私:国債が窓を開けての下げ、サポートラインの直ぐ上で取引が始まった。
トレーダー:Did you take it? やったのか?(買ったか?)
私:中国からの悪いニュース、それにビル・グロースが空売っているというから買わなかった。買えるような雰囲気ではなかった。
トレーダー: ¯\_(ツ)_/¯


(情報源: 陳 満咲杜氏のツイート

中国の米国債保有は縮小するのか、世界的な債券下落で注目

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