イエレンFRB議長:今回は事情が違う

国債イールドカーブのフラット化は「景気後退に陥る兆候である」、と一般的に見られています。下は現時点における、米国債のイールドカーブです。

チャート:StockCharts.com
下は、2014年1月の様子です。

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2つのチャートを比較して言えることは、2014年の方が右上がりがハッキリとしており、現在のチャートは平ら(フラット)に近い状態になっています。

投資家たちが心配しているのはこれです。

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金融危機で株式市場が暴落となったのは2008年ですが、2007年7月、イールドカーブは完全なフラット状態になっていました。

そして下は、ハイテク株バブルで、マーケットが天井を形成していた2000年7月時点における様子です。短期利回りが長期利回りを上回り、逆イールド現象が起きています。

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金利引き上げを発表した後の記者会見で、イエレンFRB議長は、このような意見を述べました。
[ニューヨーク 13日 ロイター]議長は「イールドカーブの傾きと景気循環の関係に変化が生じた可能性があると考える根拠は十分にあると思う」と発言。「逆イールドと景気後退の間には歴史的に強い相関関係がある」としながらも「相関関係は原因ではないことを強調させてほしい」と述べた。議長は、今回は事情が違うと指摘。
もちろん、イエレン議長の見方が間違いであり、今回も2007年、2000年と同様である可能性もあります。とにかく、米国のブルマーケットは、もう8年以上も続いているのですから、下げ相場に対する準備をするべきです。

下げに備えると言っても、別に大したことをする訳ではありません。持ち株の全てに、逆指値の売り注文を入れるだけです。いったん下げが始まってから売り注文を入れたのでは遅いですから、今のうちに注文を入れておくことをお勧めします。

(情報源:利回り曲線フラット化、景気後退を示唆せず=FRB議長

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