VWAPが示すGEの深刻な状態

月曜の米国株式市場で、最も話題となったのはゼネラル・エレクトリック(GE)です。
米ゼネラル・エレクトリック(GE)は大恐慌以降で2回目となる減配を実施する。創業以来数えるほどしかない深い業績低迷期にあることが浮き彫りになる。13日の発表によると、GEは四半期配当を50%減らし、1株当たり12セントとする。 前回減配を決めたのは、金融危機の余波に苦しんだ2009年だった。(ブルームバーグ)
業績の低迷は株価に明確に表れています。GEはダウ平均を構成する一銘柄であり、今年ここまでのダウ平均は+19.96%ですが、GEはダウ銘柄の中で最悪のマイナス41%です。長期的に見た場合は、米国株式市場が底打ちとなった2009年3月から今日までのダウ平均は+208.34%、GEは+86.25%です。数字だけなら両方ともプラスですが、VWAP(出来高加重平均)にはGEの深刻な状態が示されています。


上はダウ平均のETF、SPDR Dow Jones Industrial Average (DIA)の月足チャートです。入れた線はVWAPです。マーケットが大底となった2009年の3月から引いてあります。見てのとおり、ETF価格はVWAPより上で推移し、大底以来買った人たちの損益合計がプラスであることが示されています。言い換えると、投資心理は極めて明るい状態です。

下がGEです。


VWAPを割るブレイクダウンが起きています。これが意味することは、2009年3月以来買った人たちの損益合計はマイナスであり、多くの投資家たちが失望している状態です。こんな状況ですから、株価がそう簡単に回復する見込みはありません。

(情報源:GE:フラナリーCEOが包括的改革発表、配当半減-株価は7%安

コメント

Shun さんの投稿…
VWAPを用いたKamadaさんの講義は説得力あります。
日本の証券会社も‘起点を指定できるVWAP’を導入して欲しいです。

これからも素晴らしい講義を連発して下さい。
T Kamada さんの投稿…
Shun さん

日本でも、自分の好きなところから引けるVWAPが見れるようになるといいですね。

コメントありがとうございます。