FOMO段階に入ったビットコイン

今日もビットコインが話題です。今年1月、992ドルで取引をスタートしたビットコインは、現在9666ドル99セントで取引されています。下が週足チャートです。


「いくらなんでも行き過ぎだ。バブルだ!」、という多数の人たちの意見に関係なく、価格はいよいよ1万ドルに迫っています。

ビットコイン価格は驚異的なレベルに達した。この異常な状態に、連銀関係者も心配を始めている。ビットコインはFOMO段階に入ったようだ。-- アート・キャシン(UBS)FOMO ( Fear Of Missing Out):良い機会を逃すことへの不安
この高値圏で買うのは、あまりにも無謀に見えますが、乗り遅れたら大変だとばかりに、人々はビットコイン買いに奔走です。

さて、先週金曜はブラック・フライデー、米国はクリスマスのショッピング・シーズンが始まりました。

ブラック・フライデー:混雑する店内
そして今日月曜はサイバー・マンデー、オンラインで安売りが行われています。


オンラインの店と言えばアマゾンが圧倒的な人気ですが、サイバー・マンデーでは商品が更に割引されるので、多くの人たちがアマゾンにアクセスすることでしょう。

ブラック・フライデー、そしてサイバー・マンデーで大いに利用されるのはクレジットカードです。アメリカのショッピング・センターへ行くと気がつくことですが、現金で買い物をする人はほとんどいません。それはスーパーマーケットやスターバックスでも同様です。とにかくクレジットカードが頻繁に利用され、現金で買い物をするのは、何か間違ったことをしているような雰囲気があります。

こんなことが報道されています。
ビットコインがバブルかどうかのヒントをグーグルから得ることができる。グーグル・トレンドによると、「クレジットカードを使ってビットコインを買う(Buy bitcoin with credit card)」という言葉での検索数が史上最高に達している。
ビットコインに関する全検索の中で、「クレジットカードを使ってビットコインを買う」という検索が占める割合は3%だそうです。しかし、ビットコインが驚異的な高水準に達している今日、クレジットカードを使ってビットコインを買おうと考えている人の数が増えていることに、ある種の不安を感じます。

上記したように、ビットコインは現在9666ドル99セントで取引されています。1ビットコインを買うためには9666ドル99セントが必要という意味ですが、ビットコインの場合それ以下の量、たとえば0.1ビットコイン、または0.01ビットコインを買うことも可能です。

先日(11月17日)のブログに書いたことですが、平均的な投資家が保有するビットコインは1ビットコイン未満の2930ドル85セントです。これは憶測ですが、現在の高値でクレジットカードを使ってビットコインを買おうと考えている人たちの投資額は多くても数百ドルではないでしょうか。

2016年12月に発表されたデータによると、平均的なクレジットカードのリミット額は8071ドルです。これでは1ビットコインを買うことはできません。もちろん、他の買い物もありますから、ビットコインに回すことができる金額は多くても1000ドルを超えることはないと思われます。

これは株について言えることですが、マーケットの天井で積極的に買うのは、限られた少ない資金を持つ個人投資家たちです。同様なことがビットコイン市場で現在起きている可能性があります。現金は無いけれどもクレジットカードならある、という人たちがビットコイン市場に現在殺到しているのなら、悲惨な事態が近い将来に起きるかもしれません。投資家にとって、ビットコインの大幅下落は悪夢ですが、クレジットカードを使ってビットコインを買った人には、長期に渡って続くリボ払いという悪夢もあります。

(参照した記事:'Bitcoin has gone parabolic,' and that usually doesn't end well, Art Cashin warns

'Buy bitcoin with credit card' is on the rise on Google and sparking bubble fears

1000人の米国市民に聞きました:なぜビットコインに投資したのですか?

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