またまた乱射事件の米国、厳しい銃規制を求める国民

ラスベガスで悲惨な事件が起きたばかりなのに、今度はテキサス州で乱射です。
米テキサス州サザーランド・スプリングスのキリスト教バプテスト派教会で5日午前11時半ごろ、日曜礼拝中に男が銃を乱射し、少なくとも26人が死亡したという。警察によると、男は事件直後に死亡しているのが発見された。(BBC)
これが犯人デビン・ケリー(26歳)です。

なぜ、こんな非道なことをしたのかは分かりませんが、犯人に関する、このようなことが報道されています。
・高校時代のクラスメートは、ケリーが「神を信じる者は馬鹿だ」、と言うのを何度も聞いたことがある。
・犯人は、ルガー AR-556ライフルを2016年4月テキサス州サン・アントニオで購入した。(このライフル以外にも、ケリーは3つの拳銃を所有していた。)
・ケリーが銃を購入したテキサスとコロラドの両州には、銃器の所有ライセンス、そして銃器の登録が義務付けされていない。
・2012年11月、空軍にいたケリーは妻と子どもに暴行し軍法会議にかけられ、12カ月の監禁と懲戒除隊が命じられた。銃を買う際に行われる身元調査で、もし軍法会議の件が浮上していれば、ケリーは銃器を購入することはできなかった。


これがルガー AR-556ライフルです。犯人は、こんなものを持って教会で乱射したのです。

「国民は銃器を所有する権利がある」、という言葉をよく聞きますが、ラスベガスでの残忍な乱射事件のショックから人々が立ち直ることができない状態で起きた今回の事件だけに、厳しい銃規制を求める声がいっそう大きくなることは間違いありません。

護身用として、そして家族を犯罪から守るために拳銃を買いたい、という気持ちは分かります。しかし、その目的を達成するならピストルで十分です。AR-556ライフルなど必要ありません。

最高に厳しい規制を求める人々は、ピストルからライフルまでの全ての銃器の販売を違法とするべきだ、と叫んでいます。もちろん、そんなことになれば、銃器を所有するのは犯罪者だけになり、善良な市民は悪人から身を守ることができなくなってしまう、という反論もあります。更に、強盗が家に押し入った場合、もしピストルがあれば、警官の到着を待っている間、自分の身を守ることが可能です。

米国の場合、州によって銃器に関する法律が違うというのも問題です。銃器の規制は連邦政府によって行われるべきであり、規制が厳しい州とあまい州などが存在するべきではありません。

犯罪の少ない日本で生まれ育った私は、米国はもっと厳しい銃器の規制を行うべきだと思っています。繰り返しになりますが、護身が目的ならAR-556ライフルなど無用、ピストルが家にあれば十分です。もっと言えば、ピストルも必要ありません。テイザーガン(スタンガンの一種)があれば相手の動きを止めることができますから、これで十分に身を守ることができます。

米国社会で完全な銃規制が実現するのはほぼ無理です。しかし、先ず手始めとして、販売できるのは小型ピストルだけにするべきだと思います。もちろん、身元調査をもっと厳しく行うだけでなく、銃を買う前に射撃訓練も義務付けし、そう簡単に銃が手に入らないようにすることも重要と思われます。

(情報源:米テキサス州の教会で乱射 少なくとも26人死亡

Here's What We Know About Texas Church Shooter Devin Kelley

コメント