米国のイールドカーブに問題は無い!?

米国のイールドカーブのフラット化が話題になっていますが、この件について、アーサー・ヒル氏(StockCharts.com)が、週末のブログで興味深いことを指摘しているので紹介したいと思います。

・イールドカーブのフラット化:景気が転換期を迎え、金利水準が今後どう変化するかが不透明な場合、長期金利と短期金利の差が小さくなり、カーブが緩くなる傾向があり、このような状況を「イールドカーブのフラット化(flat)」と言います。(iFinance)
・イールドのフラット化はまた、通常、経済が景気後退に陥る兆候を示唆すると見られており、投資家に警戒感を与えている。(MONEY VOICE)
下は、ヒル氏のブログに掲載されているチャートです。

Aが米10年国債の利回り、Bの赤い線が米2年国債の利回りです。見てのとおり、浮き沈みはありますが、10年国債の利回りは2012年から横ばい状態、しかし2年国債の利回りは上昇傾向にあります。

Cは10年国債と2年国債の利回りの差です。下げ方向が顕著になり、利回りの差が小さくなっています。「これは利回りのフラット化だ。株式市場に危険信号が灯っている」と解釈する人が多いのですが、ヒル氏は更にこのようなことを指摘しています。

右側は、米国株式市場のバロメーターとして有名なS&P500指数です。左がイールドカーブになり、明らかな右上がりです。これは短期利回りは長期利回りより低いことを示しますから、現在の米国のイールドカーブは正常です。

このような現象が起きたら要注意です。


米国株式市場が天井となった2007年3月(上)、そして2000年3月(下)の様子になります。イールドカーブを見てください。正にフラット化(平ら)しています。

(情報源:What Does a Flat Yield Curve Look Like Anyway?

コメント

のだひろ さんの投稿…
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T Kamada さんの投稿…
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