NYダウと乖離率

土曜の昼を少し過ぎたところです。株の買われ過ぎ、売られ過ぎを判断する方法として、一部のトレーダーたちは乖離率を使っています。現在の株価が、移動平均線からどれくらい離れているかを見ることで、株価の行き過ぎを判断する方法です。たとえば、下はNYダウの日足チャートです。


赤い線は、長期トレンドを把握するために多くの人たちに使われている200日移動平均線です。上昇していることで分かるように、米国株式市場は明確な長期アップトレンドにあります。

下に入れた青い線が乖離率です。現在の数値は8.04%になり、現在のNYダウが200日移動平均線から8.04%上に離れたところに位置していることが示されています。3月になりますが、乖離率は12.42%もありました。これに比べれば現在の数値はかなり低いですから、ダウはこれからまだ大きく上昇できる可能性があるのでしょうか?

一本の線を乖離率に入れてみましょう。


見てのとおり、レジスタンスラインが迫っています。もちろん、ここを突破して更なる上昇という可能性もありますが、位置的には積極的に買うのではなく一時的な下げに注意するべきです。

ボリンジャーバンドからも同様なシグナルが出ています。


乖離率にボリンジャーバンドを入れたものです。Aが現在の位置になり、上限バンドに迫っています。上限バンドに接触することは強いマーケットを表しますが、過熱していることを示す警報でもあります。それとは反対に、乖離率が下限バンドに接触している場合は弱いマーケットを表しますが、売られ過ぎを示すシグナルでもあります。

繰り返しになりますが、200日移動平均線は米国市場の上昇基調を示していますから、基本的な姿勢は買いです。しかし乖離率からは、一時的な下げに注意するべきであることが示されています。

コメント

Shun さんの投稿…
ナルホドな解析です。

今回も素晴らしい講義をしていただきました。
感謝します。拍手も。
T Kamada さんの投稿…
Shun さん

コメントありがとうございます。お役に立てて良かったです。