ジェシー・リバモア:ほとんどの人には、株を毎日売買する適切な理由がいつもある訳ではない

レアアースのETFが好調です。レアアースと聞くと、2010年9月に起きた尖閣諸島中国漁船衝突事件を思い出します。怒った中国政府は日本へのレアアース輸出差し止めを行い、最終的に日本政府は中国側の横暴な要求を飲む形となりました。しかし、この事件のお陰で、「中国はゴロツキ国家である」というコラムがNYタイムズに掲載されました。コラムを書いたのはポール・クルーグマン氏、ノーベル賞を受賞した著名経済学者です。

レアアースのETFの日足チャートに移りましょう。


最近の安値となった4月19日(赤の矢印)から今日までの上昇率は50.51%です。同期間のS&P500指数は+5.43%ですから、レアアースのETFがいかに好調であるかが分かります。

4月19日に買った人たちは、さぞ喜んでいると思いますが、しばらくの辛抱が必要でした。見ての通り、ETF価格は直ぐに上昇したのではなく、2カ月半に及ぶ横ばいの後ブレイクアウトとなりました。

多くの人たちは待つのが嫌いです。出来れば、手っ取り早く儲けたいと思っています。もちろん、素早く利益を上げることは悪いことではありませんが、伝説的な投資家ジェシー・リバモア氏(1877ー1940)はこんなことを語っていました。
Money is made by sitting, not trading.(利益は座ることによって得られる、トレードによってではない。)
同じ意味になりますが、リバモア氏は、こういう表現も使っています。
Buy right, sit tight. (正しく買え、しっかりと腰を据えろ。)
こういう言い方もしています。
Don’t give me timing, give me time. (タイミングではなく時間をくれ。)
これらの言葉を読んだジョシュア・ブラウン氏(投資アドバイザー)は、こう書いています。
リバモアはトレーダーだった。しかし彼は、ポジションを辛抱強く持ち続けること、そして場合によってはトレードを全くしないで相場を休むことの重要性も知っていた。人から聞いた話に乗ってのトレード、それにじっとしているべきである時にトレードをしていたら、せっかく手に入れた利益を全て失うだけでなく心理的にも不安定になってしまう。
リバモア氏の言葉を、もう一つ記しておきましょう。
Not many can always have adequate reasons for buying and selling stocks daily – or sufficient knowledge to make his play an intelligent play.(ほとんどの人には、株を毎日売買する適切な理由がいつもある訳ではない。あるいは、賢いトレードを実現できるほどの知識は無い。)

情報源:Nine Surprising Things Jesse Livermore Said

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