NYダウ22,000達成は投資家に悪いニュース??

米国株式市場のベンチマークと言えばS&P500指数ですが、一般の人々に最も知られているのはダウ平均です。

写真:AP
水曜のマーケットで、ダウは史上最高の22,000を記録しましたが、こんな意見が早速出ています。

MSCIによると、今年1月1日以来、米国株式市場は11%の上昇だ。では、米国以外の世界の株式市場はどうだろうか?正解は+17%だ。もう少し詳しく言うと、ヨーロッパ、オーストラリア、そして極東の先進国の株式市場は16%の上昇、新興国市場の株は24%も上げている。今年、先進国の株式市場で米国より悪いのはカナダ、アイルランド、そしてイスラエルの3国だけだ。言い換えると、今年ここまでの先進国株式市場の成績順位を見ると、米国は23国中20位だ。-- ブレット・アレンズ(金融コラムニスト)
史上最高、新高値などと大々的に報道されると、米国の投資家たちはニューヨークが世界一だと思ってしまうことでしょうが、事実は今年の米国株式市場の成績は最下位に近い状態です。金融危機以来、米国株式市場は好調に走り続けてきましたが、今年に入ってからアナリストたちは、海外の経済と企業利益の見通しが明るくなったことを指摘し、割高な米株より海外の株の方が魅力的であると語り始めています。

アレンズ氏の話に戻りましょう。
ある大手ファンド会社のマネージャーに、こう質問した。「なぜ米株ばかりを顧客に勧めるのですか?」彼は、きまり悪そうにこう答えた。「米株を勧めているのはファンダメンタルズが理由ではありません。マーケティングが理由です。要するに、米国の投資家には米株を勧める方が楽なのです。」
アレンズ氏の結論はこうです。
論理的に考えた場合、中立的な株ポートフォリオはこうなる。米株に割り当てる資金は25%、米国とカナダ以外の先進国の株には50%、そして新興国市場の株には25%の資金を配分だ。
最後に、レックス・ナティング氏(マーケット・ウォッチ)の意見を記しておきましょう。
ダウの22,000達成は米国の投資家たちに嬉しいニュースではない。なぜなら、現在の状況では、安く買って高く売るという基本的な投資方法が、ほぼ不可能になってしまったからだ。

(参照した記事:Opinion: Why celebrate Dow 22,000 when U.S. stocks have been among the globe’s worst

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