ハリケーン・ハービー、金持ち牧師に向けられた人々の怒り

ジョエル・オスティーンという名前をお聞きになったことがあるでしょうか?アメリカでは、とても有名な牧師です。日本では、こんな本が出版されています。


オスティーン牧師の教会は、テキサス州ヒューストンの中心街から車で10分ほど行った所にあります。この教会は普通の教会ではありません。プロ・バスケットボール・チーム、ヒューストン・ロケッツの本拠地を買い取って改装されたもので、1万6000人が入ることができる巨大な建物です。
厳しい非難が殺到し、オスティーン牧師の教会(レイクウッド・チャーチ)は、火曜正午に門を開くと発表した。(ワシントン・エグザミナー)
報道されているように、ハリケーン・ハービーはテキサス州に多大な被害を与えました。洪水で人々は住宅を失い、政府が準備した施設に避難しています。人々が激怒したのは、1万6000人もの収容能力を持つレイクウッド・チャーチは門を閉ざし、避難場所が必要な人たちを全く受け入れていなかったためです。

ひどい牧師だ、許せぬ!と思うかもしれませんが、下の写真を見てください。


オスティーン牧師の教会内の様子です。見ての通り、レイクウッド・チャーチも他の家屋と同様に洪水の被害を受け、避難場所が必要な人々を受け入れることは無理な状態だったのです。この写真をツイートしたリン・ガブリエルさんの言葉から分かるように、実情を知らない人々による中傷的な批判で、レイクウッド・チャーチの評判に傷がついてしまいました。

オスティーン牧師の教会は超特大だけに、運悪く非難の対象になってしまったのかもしれません。ヒューストン近郊には、他の教会も当然ある筈です。このハリケーンで、いったいいくつの教会が人々のために門を開いたのでしょうか?おそらく、多数の教会員たちの家も水浸しとなり、教会のことなど考える余裕は無かったと思います。たとえ教会のことが心配になったとしても、道路も洪水の被害を受けましたから、教会へ行く着くことはほぼ不可能だったことでしょう。

今回、オスティーン牧師が大きく非難されたのは偶然だとは思いません。オスティーン氏は単に有名な牧師であるだけでなく、4000万ドルの資産を持つミリオネアです。先日のブログにも書きましたが、現在の米国は、10人中6人の人々の銀行口座には500ドルの金がありません。こんな惨めな状態ですから、金持ち牧師であるオスティーン氏に対する嫉妬と憎しみが、中傷的批判という形で一気に爆発したようです。


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