日食の月曜、大きく売られたソーラー株

冗談のような話ですが、日食の日にソーラー株が崩れました。下は、ソーラー株指数の日足チャートです。


4.35%の大幅下落です。大きな下げですが、指数は上昇する50日移動平均線に迫っていること、それにストキャスティクスが20を割っていることを考えると、反発ラリーがそろそろ起きる可能性があります。

言うまでもなく、日食は単なる一時的な現象です。今日を堺に、米国が太陽の光を永遠に失ってしまう訳ではありません。報道によると、日食のお陰で12000メガワットのソーラー・パワーが失われるようですが、その分は水力発電や火力発電で補われます。更に、日食が今日起きることは以前から分かっていたことですから、日食を理由にソーラー株を今日わざわざ売るのはおかしな話ではないでしょうか?

多くの人たちが、こんなツイートをしています。
  • 今日最も冴えないのはソーラー株なのだから笑ってしまう。
  • ソーラー株は正に日食状態だ。
  • 日食のお陰で、ソーラー株は停電してしまった。
  • 日食でソーラー株が売られるのだから、株式市場というのはヘンな所だ。
ということで、ソーラー株の崩れは単に今日一日だけの出来事と判断した人たちは、ソーラー株のETF、Guggenheim Solar(TAN) を買っています。

しかし、どうも気になります。単に日食だけが原因なら、ソーラー株指数は4%を超える大幅下落となるでしょうか?下は5分足チャートです。


完璧なダウントレンドです。11時過ぎに小さな反発がありましたが買いは続かず、ほぼ今日の安値で取引を終了です。繰り返しになりますが、日食だけが売りの材料なら、下げたところでもっと積極的な押し目買いが起きたのでないでしょうか。

もう少し調べてみると、こんなニュースがありました。
バークレイズのアナリストが、カナディアン・ソーラー株をイコール・ウエイトからアンダーウエイトに格下げです。

ソーラー株指数は15の銘柄で構成されています。時価総額順で並べると、トップは50億ドルのファースト・ソーラー、そしてカナディアン・ソーラーは第4位(9億4850万ドル)です。9億4850万ドルは小型株に属する数値です。しかし、カナディアン・ソーラーはトップ5に入るソーラー業界の大手ですから、今朝の格下げで投資家たちのソーラー株に対する警戒心が大きく高まったようです。

時価総額第4位のカナディアン・ソーラーが小型株で分かるように、ソーラー株指数のほとんどは小型株です。今月に入ってから、大型株指数のS&P500指数は1.94%の下落ですが、小型株指数は4.90%も下落しています。ただでさえ最近不調な小型株なのに、今日のカナディアン・ソーラーの格下げで、ソーラー株の売りは更に続くかもしれません。

しかし、バークレイズのアナリストは日食の日を選んでカナディアン・ソーラーを格下げするのですから、この株を保有している投資家は悪い冗談だと思ったことでしょう。

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