向こう10年間投資するなら何に投資しますか?

質問:もし10年以上使う必要が無い資金がある場合、どれに投資するのが最善だと思いますか?

データ:Bankrate
(意見調査の対象になったのは、米国に在住する1002人の成人です。)

回答のトップは不動産(28%)、そして定期預金やマネーマーケット・ファンドのような現金投資(23%)、株(17%)、金(15%)、債券(4%)、その他(6%)という結果でした。

下は、最近5年間の、それぞれの成績です。

データ:バロンズ
最も上昇したのは株(S&P500指数)です(約+80%)。不動産は第2位、上昇率は株の約半分です。超低金利な世の中を反映して定期預金と債券のリターンはほぼ0%、そして金はマイナス20%という冴えない状態です。

データに従って投資を選ぶのなら、株がトップになる筈ですが、現実は0%の預金にも負けています。Bankrateは5年前から意見調査を始めましたが、株が3位より上になったことは一度もありません。過去9年間にわたり、米国は上げ相場が続いているにもかかわらず、なぜ株がナンバー1になることができないのでしょうか?リック・エーデルマン氏(エーデルマン・ファイナンシャル・サービス)は、こう説明しています。

  • 不動産には安心感がある。住宅は自分の目で見て手で触れることができるが、株には実体が無い。
  • 株の値動きはテレビやインターネットで常に報道されているが、不動産価格は株のように頻繁に報道されることは無い。そのため株価はいつも乱高下しているというイメージがあり、不動産の方がずっと安全に見える。
もう一つエーデルマン氏が指摘しているのは個人的な投資成績です。たとえば、株で損ばかりしている人は、向こう10年間の投資に株を選ぶことはありません。不動産で利益を上げた嬉しい思い出がある人は、不動産投資が最高だと思うことでしょう。言い換えると、株で儲けた人の数が圧倒的に多ければ、意見調査結果は株が第1位になった筈です。

バロンズによると、若い世代(1980年代から2000年代初頭までに生まれた人たち)は大して株に興味がありません。こんな回答結果が出ています。
不動産(30%)、定期預金などの現金投資(30%)、金(17%)、株(13%)
金の成績はマイナス20%なのに、株は金投資に負けています。株は少ない資金で始めることができるので、若い世代には株が最も人気があると思っていましたが、第1位は不動産です。意外な感じがしましたが、2000年のドット・コム株バブルで大損をした大人たちの話を嫌というほど聞かされて育ったのが原因かもしれません。


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