株の人気化が顕著に現れた一例

*バブル 【bubble】
泡沫的な投機現象。株や土地などの資産価格が,経済の基礎条件から想定される適正価格を大幅に上回る状況をさす。日本では特に,1986年(昭和61)以降の土地や株の高騰をバブルおよびバブル経済と呼び,90年(平成2)以降の地価・株価の急落をバブル崩壊と呼ぶ。(weblio辞書から抜粋)
*When I see a bubble forming I rush in to buy, adding fuel to the fire. (バブルの兆しを見つけたら、私はそこへ直ぐに駆けつけて買う。火に油を注ぐのだ。)-- ジョージ・ソロス

言うまでもなく、バブルには良いイメージが無く、バブルに浮かれて投機に熱中している人たちは愚か者と判断される傾向があります。しかし、ソロス氏の言葉で分かるように、バブルの無い株式市場などに魅力はありません。言い換えると、投機家たちが短期で大きな利益を上げることができるのはバブルのお陰です。

バブルという言葉は評判が悪いので、「人気化」という言葉に置き換えて話を進めて行きます。株の場合、人気化が顕著となる現象は何でしょうか?もっと正確に言うと、人気化の発端となる現象は何でしょうか?

答えは一つだけではありませんが、人気化が一目瞭然となる分かりやすい例は「窓」です。新製品の発表や好決算などが窓開けの原因となることが多いですが、窓開け後はしばらく上昇が続く傾向があるため、窓開け銘柄は多くのトレーダーに注目されます。

最近の例を一つ見てみましょう。


矢印の部分で分かるように、7月12日、NRGエネルギーは大きな窓を開けて取引をスタートしました。前日の終値から20%も上昇してのスタートですから、普通に考えたら、こんなに大きく上げたものを買う気にはなれません。しかし見ての通り、この窓を堺に株は人気化し、株価はその日以来、更に29%の上昇です。

NRGエネルギー株を以前から追っていた人なら、大きな窓を開けた日の株価は割高なのか、それともまだ割安なのかは直ぐに判断できたと思います。しかし、窓を専門にトレードをしている多くのトレーダーにとって適正価格など問題ではありません。

窓は売買注文に大きな不均衡が起きていることを示すだけでなく、投資心理が一変したことも表しています。特に、今まで低迷していた株が、突然窓を開けて取引を開始した場合は注目です。

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