金のブレイクアウトに期待する投機家たち

最近よく聞くのは「金を買え」という意見です。先ず、これを見てください。


上のチャートには、1975年から2016年までの各月の金の上昇率が示されています。今回も歴史が繰り返されるのなら、買い手が大望する金の好調な季節が、いよいよやって来ます。6月と7月は、ほぼ0%という退屈な2カ月ですが、8月、9月、10月は金にとって特に好調な3ヶ月です。

長期的に見た場合、現在の金価格はとても興味深い位置にあります。下は、金のETFの月足チャートです。


Aで分かるように、金価格は2011年9月に記録された高値から引いたダウントレンドラインに挑戦中です。上昇するBの矢印で分かるように、安値が最近切り上がり、以前のような売り手の圧倒的な強さを見ることができません。

次に日足チャートを見てみましょう。


金価格は、下降するトレンドライン(A)を突破することができるでしょうか?一部のトレーダーたちが注目しているのはMACDです。Bを見てください。MACDは下降するトレンドラインに迫っています。もしMACDが、そこを簡単に突き破るのなら、金価格もそれに追従してダウントレンドラインを上放れる可能性があります。

もちろん、「金価格はダウントレンドラインを越えることはできない」という意見もあります。理由の一つは、逆指標として知られる個人投機家たちが、あまりにも強気なのです。

(データ:DailyFX)
金の買いポジションを持つ個人投機家は73%、空売りポジションを持つのは27%ということで、個人投機家たちは買いに大きく傾いています。とにかく外れることで有名な個人投機家ですから、金は最近の安値を先ずもう一度テストしてから上放れというシナリオも頭に入れておきたいと思います。

(参照した記事:Gold’s Seasonality: Time to Get Positioned Ahead of Strongest Months

コメント