米国株式市場:今回も異常に多い中立センチメント

AAIIから今日発表された、個人投資家たちのセンチメントです。
強気:28.2%(前回29.5%)
中立:42.1%(前回40.5%)
弱気:29.6%(前回29.8%)
見てのとおり中立が最も多く、AAIIのチャールズ・ロットブラット氏によると、40%を超える数値は極めて高い数値であり、歴史的平均値は31.0%です。
データ:AAII
強気センチメントについては、ロットブラット氏はこう語っています。
現在の数値(28.2%)は、極めて低い数値と典型的な数値との境界線にある。28.1%以下の強気センチメントは極めて低いレベルを示し、極めて低い数値が記録された6カ月から12カ月後のS&P500指数は平均以上の伸びとなる傾向がある。
では、個人は実際に現在どう動いているのでしょうか?


上はDaily FXに掲載されているデータです。個人投機家の81%はS&P500指数の空売り、そして19%が買いという状況です。圧倒的に多い空売りで分かるように、個人はマーケットの下げに賭けている状態ですが、個人投機家には「逆指標」という別名もあります。

もし今回も個人が間違っているのであれば、S&P500指数は史上最高値を記録する可能性が高いことになります。下は、S&P500指数の日足チャートです。


入れた指標は、多くの人たちが参考にしているMACDです。矢印の部分を見てください。MACDラインがシグナルラインを上抜けようとしています。言い換えると、買いシグナルとなるゴールデンクロスが起きようとしています。MACDからの売買シグナルは遅れて出るのは事実ですが、広く知られている指標だけに、もし本当にゴールデンクロスとなれば株番組が取り上げることでしょう。

ご存知のように、多くの人たちが割高な米株を指摘し、一部の人たちは秋までに暴落が起きることを予想しています。しかし、これもよく言われることですが、警戒論が聞かれるうちはマーケットが天井となることはありません。考えてみれば、AAIIのセンチメント調査で中立回答が異常に多いのは当然かもしれません。「こんなに割高な米株を、ここで買う気にはなれない。しかし、だからと言って、強いマーケットを考えると、ここで積極的に空売る気にもなれない。もう少し様子を見よう。」

(参照した記事:AAII Sentiment Survey: Neutral Sentiment Above 40% For Third Week

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