ギリシャ株にNR7の出現

あと40分ほどで、退屈なニューヨーク株式市場が終わります。S&P500指数に連動するETFの3分足チャートです。


赤い線は今朝の寄付きから引いたVWAP(出来高加重平均)、そして青い線は金曜の寄付きから引いたVWAPです。

見てのとおり値幅の狭い横ばい状態、正にアクビが出そうなマーケット展開となっています。更に、今日の出来高は通常の半分以下ですから、多くのトレーダーは昨夜飲みすぎて、今日はダウンしているのかもしれません。

こんな静かな一日ですから、NR7が多数形成されているだろうと思って調べてみると、全く予想していなかったギリシャ株のETF、Global X MSCI Greece (GREK)が出てきました。下が日足チャートです。


NR7はNarrow Range 7の略になり、最近7日間で最も値幅が狭い日を意味します。NR7の翌日は大きな動きとなる傾向があるので、NR7はトレーダーや投資家たちに注目されるパターンです。

今日のローソク足は下げを示す陰線ですが、値幅の狭いNR7が確かに出来上がっています。2日連続の陽線、そして今日は一休みといったようにも見えますから、5月17日の高値を突破できる可能性もあります。「ちょっと待て、財政不安の続くギリシャ株など買えない!」、という意見もとうぜんありますが、上昇する30日移動平均線で分かるように、トレンドは明らかに好転しています。

もっと長期的に見てみましょう。下は月足です。


5月移動平均線が上向きになってきました。ETF価格は、安値からゆっくりと回復中です。

繰り返しになりますが、経済不安の多いギリシャですから、ギリシャ株を買うことを躊躇する人は多いと思います。しかし、チャートパターンには、試しに買ってみる人が増えていることが示されています。5月23日、リアル・マネーの記者はこう書いています。
ギリシャの赤字問題がハッピーエンドとなることを信じて疑わない人は、ギリシャ株のETFに長期投資することができる。ギリシャの債務問題は昨日今日に始まったことではなく、ヨーロッパの一問題として完全に定着している。簡単な解決方法は無いが、政治家たちが集まって、その状況に応じて解決策を出すことだろう。
(情報源:Failure of Greek Debt Relief Talks Could Spell Opportunity for Investors

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