ウランのETFはここが大底!?しかし、、、

反核の人たちにとって、ウランという言葉は耳障りが悪いことでしょう。しかし長期的に投資する人たちには、現在のウラン価格が魅力的に見えます。


上はウランのETFの週足チャートです。金曜の取引をあと1時間ほど残し、現在3.37%の大幅上昇です。サポートライン(横線)まで下がったら買ってやろう、と計画していた人たちは、今日のこの強い上昇を見て予定を急遽変更して買いに参加したことでしょう。

なぜウランのETFが今日買われているのでしょうか?ニュースを調べてみると、こんな興味深いヘッドラインが見つかりました。


注目は下線の部分です。米国のウラン業界は死に瀕している、という極めて悲観的な見出しです。実は、このヘッドラインを見て頭に浮かんできた言葉があります。
野も山も皆一面に弱気なら、阿呆になりて米を買うべし
長期的に見た場合ですが、2011年2月、ウランのETFは130ドル台で取引されていました。現在の価格は13ドル未満ですから、このETFは投資家たちから忌み嫌われている存在であり、正に「野も山も皆一面に弱気」といった状態です。

「米国のウラン業界は死に瀕している」、と超悲観的なニュースが出ましたが、ETF価格は下げるのではなく3.37%も上昇しています。これは何を意味するのでしょうか?単純に考えれば、長期低迷が続いたお陰で、降参した投資家たちの売りが全て出尽くした可能性があります。

投資心理以外には、ウランのETFを買える材料はあるのでしょうか?2週間ほど前になりますが、マイケル・ブラッシュ氏(マーケット・ウォッチ)は、こんな買い材料を挙げています。

  • 日本の原子炉が再稼働し始めた。
  • 中国は原子力発電に一層力を入れる計画をしている。
  • 世界の電力需要の上昇が予想される。
  • 石炭を利用した発電から原子力発電への変換が進みそう。
  • 世界のウランの40%を生産するカザフスタンは10%の減産を計画している。
福島で大惨事があっただけに、ウランのETFの投資に疑問を感じる人は多いと思います。原子力は単に社会、環境問題であるだけでなく、道徳倫理問題にも達しますから冷静に話し合うことが難しいテーマです。原子力は社会の悪である、と主張する人たちにとって、ウランに投資することは悪魔に手を貸すのと同然です。

道徳的にウランには投資できない、と言う人にはソーラーエネルギーのETFがあります。下が週足チャートです。


低迷が続いていましたが、Aでわかるようにレジスタンスを突破して、いよいよ動き始めたようです。パッとしなかったウランとソーラーに明るい兆しが見えてきたということは、割安な株を狙う資金がこれら2業種に照準を合わせた、と解釈できそうです。


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