イーサリアム、フラッシュ・クラッシュ、記録された安値は13ドルではなく、ほぼゼロ同然の10セントだった

イーサリアムのフラッシュ・クラッシュから1日半が経過しました。昨日のブログで記したように、たった1分間で、イーサリアム価格は317ドル81セントから13ドルまで暴落し、正に90%を超える強烈な値動きが展開されました。しかし、GDAX取引所のアダム・ホワイト氏(副社長)のブログによると、記録された安値は13ドルではなく、ほぼゼロに等しい10セントでした。

下記が、ホワイト氏のブログの要点です。

6月21日、米国西海岸時間午後12時30分、GDAX取引所は一トレーダーから数百万ドルに及ぶイーサリアムの成行売り注文を受け取った。この注文は318ドル81セントから224ドル48セントで全て執行されたが、29.4%の価格下落を引き起こす結果となった。この29.4%の急落で約800の逆指値の売り注文が次々と執行され、更に資金不足となった信用口座にはロスカットの自動決済が相次ぎ、イーサリアム価格は10セントまで瞬時下げた。
通常の状態なら、逆指値注文を使うことに問題はありません。しかし、フラッシュ・クラッシュのような異常な事態では、いくらで売却できるかは全く見当がつきません。ここまで下がったら持っているポジションを売ってくれ、というのが逆指値の売り注文です。たとえば300ドルに逆指値の売り注文を入れると、イーサリアム価格が300ドルに下がった時点で、あなたのイーサリアムは次に表示される価格で売却されます。通常なら300ドル、またはそれに極めて近い価格で売れますが、猛烈なスピードで下げるフラッシュ・クラッシュでは予想もつかない安い価格で売却されてしまいます。

先ず第一回目の捜査では犯罪の形跡は無い、とホワイト氏は述べていますが、トレーダーにとっては極めて痛い内容の言葉もホワイト氏は発しています。
GDAX取引所規則第3.1に基づき、フラッシュ・クラッシュ時に執行された注文は全て有効である。適切に執行された注文を尊重することは、取引所の一貫性を維持するために極めて重要である。
もちろん、ホワイト氏の言葉に投資家たちは怒っています。特に、「適切に執行された注文を尊重する」という部分に激怒し、こんなツイートが早速出ています。


ほぼ100%の価値を失う暴落となったのに、取引には何の間違いも無かったと言うのか。お笑いだ。
予想されたとおり、フラッシュ・クラッシュで資金を失った人々は、GDAX取引所を訴えることが報道されています。

(参照した記事:ETH-USD Trading Update

Buyers beware: Lessons from the ethereum 'flash crash'

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