ブルマーケットが始まってから8年、今は恐れずに米株を買う時だ!?

ウォール街のプロたちは、私たち個人投資家を「愚かな資金(dumb money)」と呼んでバカにしています。もちろん、プロも威張れたものではありません。たとえば去年になりますが、物言う投資家として有名なビル・アックマン氏はバリアント・ファーマシューティカルズの投資に失敗し800億円を超える損を出しています。更に、ほとんどのファンド・マネージャーは、米国株式市場のベンチマークであるS&P500指数の成績を上回ることができないことも有名ですから、下手なファンド・マネージャーに任せるよりインデックス・ファンドに投資した方がマシです。

インデックス・ファンドと言えばバンガード社が有名ですが、バンガードの創始者であるジャック・ボーグル氏は、ブルームバーグとのインタビューで、こんなことを語っています。

投資先として最高なのはアメリカだ。世界の国々で、ハイテクを基盤とした最大の経済を有するのはアメリカだ。私は世界のどの国よりアメリカが最も成長することに賭ける。
要するに、ボーグル氏は米株を買えと言っているのです。ブルームバーグの記者は、こんなこと指摘しています。
米株に投資せよというボーグル氏のアドバイスは、多くのアナリストやストラテジストの意見とは反対だ。たとえばブラックロック、モルガン・スタンレー、それにドイツ銀行のストラテジストは割高な米株を避けて、大きな成長が見込めるヨーロッパの株に資金を割り当てることを投資家たちに勧めている。
多数のアナリストがボーグル氏の見方に反対していることは、ボーグル氏自身も承知であり、氏はこう回答しています。
米株を買えという私の意見に皆が反対している。もし大多数の意見に従うなら、あなたは私の意見を無視することだろう。しかし私は、「大衆はいつも間違っている」と主張する証券業界で育った人間だ。
ボーグル氏の言葉には一理あると思います。相場格言にあるように、「人の行く裏に道あり花の山」ですから、人と同じことをしていたのでは儲かりません。しかし問題は、現時点での米株買いは、あまりにも危険に見えるのです。

人気サイトのゼロヘッジも掲載していましたが、ボーグル氏の話を聞いて、真っ先に頭に浮かんできたのはシラーPERです。

シラーPER
現在の数値は29.85倍、暴落が起きた1929年と同レベルです。これを見たら、ほとんどの人たちは、多くのアナリストと同様に「米株は割高だ、避けるべきだ」と判断することでしょう。

シラーPERを考案したのはノーベル経済学賞を受賞したロバート・シラー教授です。言うまでもなく、シラー教授は現在のシラーPERが極めて高レベルに達していることを知っていますが、先月のCNBCとのインタビューで米株を売ることを勧めていません。
予想ではないが、株と住宅価格は向こう数年間に渡って上昇できる可能性はあると思う。2000年の頃がそうだったように、米株はここから更に50%上昇することも考えられる。
50%! さて、どうしましょうか?私たちはここで更に米株を買うべきでしょうか?繰り返しになりますが、相場の格言に従うのであれば、ボーグル氏が言うように多勢のアナリストに反対して、ここで株を買うべきです。

それでは、CNNマネーに掲載されている恐怖&欲 指数を参考にして、その数値とは反対の投資姿勢を取りたいと思います。

現在の数値は中立を示す49です。投資家たちは強気でも弱気でもありません。ということで、中立と正反対の投資姿勢で行こうと思います。

(情報源:U.S. Stocks Still Best for Vanguard Founder After 400% Gains

"The Crowd Is Always Wrong" Jack Bogle Says, Urging To Invest At All Time Highs

Nobel winner Robert Shiller: Stay in the market because it ‘could go up 50 percent from here’

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