ゴールドマン・サックスの言うことは信用できない!?

昨日のブログの続きです。金曜のマーケットで、アップルやアマゾン、フェイスブックなどの人気大型株が突然崩れました。


上はアップルの様子です。午前中は大した動きはありませんでしたが午後に入ってから売りが殺到し、3.88%の大幅下落で金曜の取り引きを終えました。

人気大型ハイテク銘柄が下げたのは、ゴールドマン・サックスのコメントが原因だと報道されています。いったい、どんなコメントを発表したのでしょうか?一行に要約するとこうなります。
FANG株のような巨大テクノロジー株は、バリュエーション・エアポケットの危険性がある。
FANGは、米国株式市場で大人気のハイテク銘柄の頭文字です。
F: Facebook
A: Apple, Amazon
N: Netflix
G: Google
エアポケットというのは、局地的な気流が原因となって、飛行中の航空機が急激に下降する空域のことです。要するに、「ただいま気流の悪いところを通過中です。お座席にお戻りになり、シートベルトをおしめ下さい」、という場所のことです。

バリュエーションには評価、査定という意味があります。ですから、アナリストの「バリュエーションに問題有り」、という発言は「この株は割高だ」と言っているのと同じことになります。今回のゴールドマン・サックスの発言は、FANG株のバリュエーションに問題があるなどという普通の言い方ではなく、「FANG株のバリュエーションは急激に下降する空域であるエアポケットに迫っている」です。こんなことを聞いたら、投資家たちが売りたくなるのは当たり前です。

バリュエーション・エアポケットの警戒論を発表する二日前、ゴールドマン・サックスのアナリストはこんなことを語っていました。
のろのろとした経済成長という環境でも、FANG株の上昇は続く。
FANGのような巨大人気株は、米国株式市場に極めて重要です。今年ここまでのS&P500指数の成績は+7.70%ですが、この40%はフェイスブック、アマゾン、アップル、マイクロソフト、グーグルによるものです。言い換えると、これらの人気株が下降に転じてしまうと、米国株式市場全体がダウントレンドに転換する恐れがあります。

一般投資家たちは、金曜に起きたFANG株の急落を深刻に受け止めているでしょうか?答えは「NO」だと思います。理由は、多くの投資家にとって米国株式市場=ダウ平均なのです。たしかにFANGは崩れましたが、金曜のダウ平均株価は+0.42%で終了です。ダウが大きく下げないかぎり個人投資家たちが慌てることはないでしょう。

(情報源:FANG Stocks, Apple Take Hit; Goldman Sachs Calls Out 'Air Pocket'

Here's why FANG stocks will get stronger even in a slow growth economy, Goldman says

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