週末の話題から:金はゴールデンクロスだ

ドル指数に、デッドクロスが迫っていることについて昨日のブログで書きましたが、それと反対な現象が起きようとしているのは金のETFです。


SPDR Gold Trust(GLD)の日足チャートです。矢印で示した部分になりますが、50日移動平均線が下から上へ200日移動平均線をクロスして、ゴールデンクロスが起きようとしています。
クロスでの売買タイミングには問題があります。しかし、ゴールデンクロスという言葉には独特な響きがありますから、投資心理には好影響となることでしょう。更に、「金にゴールデンクロス」などと報道されれば、金のETFに買いが集まることはほぼ間違いありません。

先週の金のETFの成績は+2.20%でしたから、米国株式市場のベンチマークであるS&P500指数のマイナス0.38%を大きく上回りました。株の天井を心配する人たちが、資金を金へ移動させていると見ることができますが、不安な現政権が金の買い材料になっていることも事実です。「トランプ大統領を弾劾せよ」という声が日々大きくなり、これでは大統領の求めるヘルスケアや税制改革が議会で直ぐに取り上げられることは不可能です。

大統領と同党の共和党議員でさえ、「ホワイトハウスではドラマが毎日繰り広げられ、私は疲れてしまった。もう大統領を支持する気にはなれない」と語っています。これは国民も同じです。トランプ大統領に関するスキャンダラスな報道が毎日のように流れ、民主党支持者、共和党支持者に関係なく皆疲れてしまいました。トランプ大統領が任期を全うできない可能性も十分にある訳ですから、資金の一部を金へ流すことは悪いアイデアではありません。

もちろん、金には心配材料もあります。

データ:DailyFX
個人投機家たちの金の売買状況です。81%が買いポジション、19%が空売りという状態です。明らかに、個人投機家たちは買いに圧倒的に傾いていますから、たとえゴールデンクロスが起きても、その直後に利食いの売りが押し寄せる可能性もあります。

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