限られた銘柄数でサポートされている米国株式市場

昨日の大幅な下げは、米国株式市場のブルマーケット終了のサインだったのでしょうか?下は、米国マーケットのベンチマークS&P500指数の日足チャートです。


見てのとおり、昨日の陰線は特大(1)、2016年9月以来最大の下げでした。

今日のローソク足を見てください(2)。大引けまでもう少し時間が残っていますが、現在0.63%の上昇、勢いの良い反発ラリーを展開しています。昨日の下げは、単なる一日だけのイベントだったのでしょうか?マーケットは、ここから強いアップトレンドに戻るのでしょうか?

もしプロのチャート・リーダーなら、チャートを一目見ただけで次の動きを読むことができるのでしょうが、問題はチャートの分析は科学ではありません。個人の経験や直感などが多分に入ってきますから、「チャート分析はアートだ」などと言う人たちもいます。

「ここからは上がるかもしれない。ひょっとしたら下がるかもしれない」、では動くことはできませんから、投資家たちは他の材料を探します。こんなツイートがあります。


今年の3月1日以来、フェイスブック、アップル、アマゾン、ネットフリックス、そしてグーグルの総合時価総額は2600億ドル増えました。しかし同期間、その他のS&P500指数銘柄の総合時価総額は2600億ドル減りました。言い換えると、S&P500指数を構成する5銘柄の時価総額は2600億ドルの上昇、その他の495銘柄の時価総額は2600億ドルの減少です。正に、ごく限られた銘柄が、マーケットを引っ張っている状態です。

下のチャートにも同様なことを見ることができます。


現在、S&P500指数を構成する銘柄の44.20%が50日移動平均線より上で推移しています。44.20%は半分以下の数値であり、本当に強いマーケットなら、数値は70%以上になります。矢印の方向で分かるように、50日移動平均線より上で取引されている銘柄数は減少しています。マーケットは高値圏にまだありますが、強い株の数は減っている状態ですから、現在のマーケットの健康度はあまり良くありません。ということで、現時点では積極的に買うことはできません。

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