投資の世界にスナップチャットほど投資に向かないものは存在しない!?

木曜、スナップチャット株は20%を超える暴落となりました。下が日足チャート、Aが木曜のローソク足です。


売られた原因は、予想を大きく外した決算発表です。「最悪な決算内容だ」、と言うアナリストたちも現れ、とにかく売りが殺到となりました。

少し振り返ってみましょう。スナップチャットがニューヨークに上場されたのは今年の3月2日、公募価格は17ドル、初取引値は24ドルでした。大幅下落となった昨日木曜の安値は17ドル59セントでしたから、公募価格割れを心配した長期投資家もいたことでしょう。

「最悪な決算内容だ。フェイスブックに市場を奪われるのは時間の問題だ」、と徹底的に非難されましたが、金曜の取引ではスナップチャットは続落とならず7%を超える大幅上昇となっています(B)。アナリストたちが言うように、そんなにひどい株なら、なぜこうも上昇したのでしょうか?「週末だから空売った人たちが一斉に買い戻して手仕舞った」、という説明もありますが、買い材料となったのは曲がり屋として有名なデニス・ガートマン氏だという意見もあります。

極めて悪い決算を発表し、暴落となったスナップチャット株を見たガートマン氏は、こんなことを語っていました。
投資の世界に、スナップチャットほど投資に向かないものは存在するだろうか?奇妙な写真を撮って友人たちへ送信し、送られた写真は、しばらくすると消滅してしまう。こんなものは商品ではない、こんなものはビジネスではない。スナップチャットは時間の無駄だ。もっとまともなことに時間は使える筈だが、スナップチャットが実現したのは馬鹿な時間の使い方だ。
正に、感情的になってスナップチャットをけなしています。ガートマン氏は、更にこう述べています。
スナップチャット株の大幅下落で投資の世界は少し良くなった。
ガートマン氏の言葉を聞いて勇気付けられたかどうかは分かりませんが、ゴールドマン・サックスはスナップチャットの買い推奨を再発表しています。

上のチャートを、もう一度見てください。この暴落で、チャート上には大きな穴が空き、投資心理も冷え込みました。たしかに、ゴールドマン・サックスは買い推奨を再発表しましたが、ゴールドマン・サックスはスナップチャットのIPOを担当したのですから、買いを勧めるのは当たり前です。株価が上昇したとしても、回復したら持ち株を処分してやろうと控えている人が多い筈ですから、上場二日後に記録した高値に達することは容易なことではありません。

もう一つ、スナップチャットは直ぐに改善しなければならないことがあります。CNBC
で株番組を担当するジム・クレーマー氏は、スナップチャットのCEOエヴァン・シュピーゲル氏の態度の悪さ、傲慢さを指摘しています。クレーマー氏が気に入らなかったのは、決算報告電話会議でのシュピーゲル氏の態度です。

「フェイスブックは強敵、怖くありませんか?」、というアナリストからの質問に対し、シュピーゲル氏は「偉大な商品を作る企業は模倣されるものだ」と回答し、自信過剰な嫌な性格なCEOだという印象をアナリストたちに与える結果となってしまいました。

クレーマー氏はこう語っています。
決算報告電話会議の時は、先ず自分が誰であるかを自己紹介しろ。自己紹介が終わったら、さっさと黙って会議の進行はCFO(最高財務責任者)に任せろ。悪い決算を発表したのだから、来季からもっと頑張りますと謙虚に言え。
(情報源:Dennis Gartman Snaps In Epic Rant Against Snapchat

Cramer on 'arrogant' Snap CEO Spiegel: Take my advice, 'humility is a fabulous thing'

コメント